冒頭に戻って「自分ではできたと思っていてもそれが正しいとは限らないですよね」と聞かれた時、現在では私は、
と答えるようにしています。「正しいかどうか」を「決める」というのも変な言い方ですが、「決める」というのは実は、
ことを意味しています。もし仕事をしていて分からないことがあって誰かに相談した時、その誰かが親切に答えてくれたとしましょう。その場合、「その答えが正しいと判断する」ということは、イコール「その答えに沿って自分が何らかの行動をとる」ことになります。つまりこの場合「判断」と「決断」は一体になっています。
逆に言うとそれは、「決断」をする習慣を持たない限り「判断力」は身に付かないということでもあります。「決断」しない限り、シビアな「判断」が必要になることはありませんから、判断力がつくはずもないのです。
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