ローソン入社2年目の若手と、13年目の中堅社員2名で構成している。同社のいろいろな取り組みを社内ブログなどに執筆し、情報発信することが主な活動。
コラム『ローソンの海外物語』では海外事業をどのように展開してきたのか、現地のコンビニではどのような商品が売れているのか、といった内容を紹介していく。
いまやコンビニは、都心やビルのなかにあるコンパクトな店舗から、空港内や病院・高速サービスエリアにも広がっています。もちろん、立地によって販売している商品や提供しているサービスは異なります。これは中国においても同じ。ビルの中にある店舗が多く、平均的な広さは若干小さめです。
しかし、この連載の1回目でもご紹介した通り、上海はコンビニ激戦区(関連記事)。多くのコンビニがひしめく中、他店に勝るものがなければ多くのお客さまに来ていただけません。上海ローソンは、他社との差別化を図るために新たな取り組みを考案しました。
ある日、社内からこんな声があがりました。
「中国のお客さまに日本のコンビニ文化をより知ってもらいたい」「『こんなお店があったら絶対行きたい!』と思ってもらえるようなお店をつくりたい」
普段から社員の間で、上海ローソン独自のお店をつくりたいとの意見がでていたのです。
お客さまがワクワクするような場……それは、面白いキャンペーンなのか? それとも遊園地のようなお店なのか?
そこでたどり着いたのが、日本で成功していたエンターテインメント性を持たせた人気キャラクターとのコラボ店舗でした。店内を装飾し、そのキャラクターのグッズコーナーを設置したりして、コラボ商品などを販売するのです。
日本のローソンでは、期間限定で『エヴァンゲリオン』や『けいおん!』、最近では、仙台で『ジョジョの奇妙な冒険』に登場する「OWSON」などを展開しています。また期間限定店以外にも、2007年には横浜の山下公園内に「ハッピーローソン」と名づけ、子育て家族を応援する店舗もオープンしました。キャラクターにミッフィーを起用し、ベビーフードの販売や遊具などを設置しています。いずれの店舗も、そのキャラクターのファンの方がわざわざ遠方から足を運んで訪れてくれるほどの人気のお店となりました。
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