イマドキのモテる人とモテない人――どこが違うの?仕事をしたら“男女の関係”が見えてきた(前編)(6/7 ページ)

» 2012年05月02日 08時02分 公開
[土肥義則,Business Media 誠]

「3高」と「3低」

四元:ここで歴史を振り返ってみましょう。バブル経済のときには「3高」と言われ、高年収、高学歴、高身長の人たちの価値が高かった。

 でもバブル経済がはじけ、就職が難しくなった影響を受け、2000年以降には「3低」という言葉が流行りました。この「3低」とは低リスク、低姿勢、低依存のこと。低リスクはなるべくクビにならない職業。例えば公務員などに人気が集まりました。低姿勢は「これして、あれして」などとあまり命令しない人のこと。低依存とはあまり自分にベタッとくっつかない人のこと。

 「3高」にしろ「3低」にしろ、一方通行なんですよね。例えば定規を想像してください。10センチのところでいい女性が現れたなと思っていたのに、15センチの女性が現れたらそっちに気が向いてしまいますよね。高い・低いという一方通行で判断するのは、ものすごく簡単なんですよ。

土肥:なるほど。では現在、恋愛価値の高い男性ってどんな人なのでしょうか?

四元:今は「3合の時代」だと思います。なので「3合」をもっている男性は、恋愛価値が高くなるでしょう。

経済・恋愛・人生を重視する時代

土肥:「3合」? 「3合」って何でしょうか?

四元:バブル経済のときの「3高」、その後の「3低」と違って、今は「経済観」「恋愛観」「人生観」を重視している人が多いのではないでしょうか。高い・低いで判断するのではなく、自分に合っている人なのかどうか。自分と同じ方向を見ているのか。相手と自分の目線を合わせているかどうかを重視している人が増えてきていますね。

 ところで相手を選ぶ際、どういった条件を望む人が多いと思いますか? 結活サイトが行った調査によると、女性は男性に対し「経済的な価値観」(75.5%)を求めている人が多いことが分かりました。経済的に豊かかどうかだけでなく、お金をどのように使うかが重要なんですよ。

 2位以下をみると「恋愛観・結婚観」(69.7%)、「将来へのビジョン」(65.5%)、「理想の家族像」(54.2%)、「性的志向・相性」(53.4%)、「食事の好み」(50.1%)。6位の「食事の好み」までが、50%を超えました。

 一方の男性はどうか。1位の「恋愛観・結婚観」(54.3%)のみ50%を超えました。この結果を見ても分かるように、女性のほうが相手選びでシビアに考えていますね。

相手選びの重視度(youbrideの調査より)

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