第48鉄 金八先生の桜とスカイツリーを見に行く――ちょっとだけ東武伊勢崎線杉山淳一の+R Style(1/6 ページ)

» 2011年05月18日 13時45分 公開
[杉山淳一,Business Media 誠]

 3月27日に放送された、ドラマ「3年B組金八先生」の最終回スペシャルを観た。定年で教職を退く金八先生に感動しつつ、ふと思った。物語の舞台となった桜中学も桜が咲いているだろう……というわけで、満開の桜が散り始めたある日、ドラマの舞台ともなった東武鉄道の堀切駅を目指した。この近くには完成間近な東京スカイツリーがあるし、東武博物館もある。充実した一日になりそうだ。

map 今回のルート。ここをクリックすると筆者による各ポイントについての説明が読める

鉄道コラムだけど船からスタート

 京急沿線にある私の仕事場から東武伊勢崎線方面に向かう場合、都営浅草線直通電車に乗って、浅草または押上で乗り換えると便利。しかし、品川に近づいてふと思った。空も青く、暖かな春の日。なぜこんな日に地下を行くのか。地上を走る電車で行こう、と。

 そこで品川駅からJRに乗り換えた。ところが電車の中は真っ暗。福島第一発電所の稼働停止を踏まえた節電のため、車内の照明を切っていた。品川駅は屋根で覆われているため、京浜東北線の車内は地下鉄より暗い。仕方ないとはいえ悲しい。そこで閃いた!

 「船でいこう! 日の出桟橋から浅草行きの水上バスがあるじゃないか!」

 iPhoneで水上バスのサイトをチェック。今なら13:00発の便に乗れそうだ。浜松町駅で下車して、長い連絡通路を歩きつつ旧芝離宮恩賜公園の桜を眺めると、満開。よい旅になりそうな予感。鉄道コラムで船に乗るなんて……と思うけど、気にしない。今回も鉄道ファンのお楽しみもあるんだから!

水上バスは橋を潜るため船体が低い
こちらは4月15日から運行を開始した「御座船 安宅丸」
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