現役女子大生のキャバ嬢に学ぶ! プロフェッショナルなトーク術(前編)現役東大生・森田徹の今週も“かしこいフリ”(1/6 ページ)

» 2009年03月03日 07時00分 公開
[森田徹,Business Media 誠]

著者プロフィール:森田徹

1987年生まれ、東京大学教養学部文科二類在学中(4月から経済学部経営学科に進学予定)、聖光学院中高卒。現在、東大投資クラブAgents自民党学生部東京大学裏千家茶道同好会のサークルに所属している。投資・金融・経営・政治・コンピュータ/プログラミングに興味を持つ。日興アセットマネジメント主催「投信王 夏の陣」総合個人優勝、リーマン・ブラザーズ寄付講座懸賞論文最優秀賞。


マイちゃんの横顔。顔出しはNGとのことで、横顔となった

 草木も眠る丑(うし)三つ時。深夜につれづれと考え事をしていると、いいアイデアが浮かぶことがある。

 世にある「恋愛マニュアル」や「モテ本」は、自称“モテる男(女)”が、異性の口説き方を語るものが多い。内容は彼らの主観に基づいているから、「これが役に立つというのなら誰でもモテる」と思ったことはないだろうか? それならば自分が、本当にモテる女に口説き方(口説かれ方)を教えてもらえれば、“恋愛マニュアル”ができるのではないか? ふとそう思いついたのだ。

 あわてて携帯電話を取り出し、以前メールのアドレスを交換して以来、それっきりになっていたある女性に取材依頼のメールを打つ。金銭に関して非常にセンシティブな筆者が、「これなら1時間3万円払っても通ってしまう気持ちが分かる」と思ってしまった、現役女子大生キャバクラ嬢“マイちゃん(源氏名)”へのメールだ。

 というわけで2回に分けて、マイちゃんへの取材で分かった超実践的コミュニケーション術を紹介する。前編となる今回はキャバ嬢としての“オン”のマイちゃんの口説き方を、後編(次回掲載)は普通の女の子としての“オフ”の口説き方だ。

 もちろん彼女の取材によって、「すべてのキャバ嬢はこうだ!」というつもりはない。あくまでも1人の例を通じて、口説く側(男)にも口説かれる側(女)にもコミュニケーション力について役立てていただければ幸いだ。

 ちなみに顔写真の掲載は当初OKだったのだが、「あまりにぶっちゃけすぎてしまって、お客様の目にふれたらマズい」ということで顔出しNGになった経緯がある。彼女のルックスは、女優の辺見えみりさんをさらに若くカワいくした感じといえば伝わるだろうか。美しいロングヘアに隠された素顔は、読者の想像で適宜補っていただきたい。

 →こうすればワタシは“落ちる”――現役キャバ嬢に「口説き方」を聞いた(後編)

話をはじめる、その前に

 全世界のフェミニストを敵に回すような発言だが、多くの男性は「女の子は若い方がいい」と思っているのではないだろうか。キャバクラにおいても同様の市場心理が働き、現役女子大生のキャバ嬢の供給は多く、マイちゃんでなくとも筆者のアドレス帳には何人かの現役女子大生キャバ嬢が登録されている。

 しかし雇用形態はアルバイトの上、生活がかかっていないので、いつでも辞められるバイト感覚で働いている感があり、総じてそういった女の子の話は薄っぺらくつまらない。またルックス1つとっても「カワイイかもしれないけれど、1時間数万円を支払うほどでは……」と感じてしまうのが、筆者の本音だ。

 それならばスマートな女友達とデートをして、費用は全部こちら持ちという方が、安上がりだし楽しいだろう。

 ここでマイちゃんと筆者の出会いを紹介しよう。それは2008年のクリスマス前、筆者はある学生団体の講演を頼まれ、その場で共演していた学生と意気投合。講演後には、六本木のクラブで行われていたクリスマスパーティーに参加することになったのだ。

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