ステップ4:行動を選ぶ
ステップ4は「行動を選ぶ」。
このステップに来るころには、怒りの感情のほとぼりもずいぶん冷めていることでしょう。過去に起こった出来事を変えることはできません。過去の感情に引きずられたままではなく、未来に向かって冷静な行動を選びたいものです。
私も今でこそ、以前よりは感情コントロールができるようになってきましたが、以前は、目の前の出来事が期待通りでないとうまく感情コントロールができず、すぐに怒りの感情が発火してしまい、部下に威圧的な態度で怒鳴ったり、職場の同僚に嫌な思いをさせたりしてきました。
自分の感情に気づき、「出来事」「感情」「行動」を少しずつ分けられるようになってきた今、以前よりも感情のコントロールができるようになってきました。
今回ご紹介した方法ですぐに感情コントロールができるようにはならないかもしれません。けれども、周囲の人といい関係をつくり、働きやすい職場を作るためにも、そして、ご自身がストレスを溜め込まないためにも、感情コントロールは大切だと思います。
- 不安や悩みを相談できない――そんな人にオススメの方法
職場の人間関係に悩んだり、過大な目標に悲鳴を上げている人も多いのでは。「悩みや不安は人に相談したほうがいい」といった声をよく聞くが、そもそも相談するのが苦手な人はどうすればいいのか。そんな人に「ココロの整理の仕方」を紹介する。
- 上司が部下に言ってはいけない、10のセリフ
会社の中で「課長」が与える影響力は大きい。現場におけるキーパーソンであり、課長次第で、業績も部下の成長も大きく左右される。今の時代、課長が身につけておくべき能力は何だろうか。本連載では、課長が身につけておくべき「上司力」について考えていきたい。
- 「どうしても自信が持てない」「課題だらけですぐパニック」――情けない自分にさよならするには?
必要以上に考えすぎ、誰かに心配してほしい、過去に負った深い傷に反応してしまう――これまでうつのさまざまなパターンを見てきましたが、今回で最後です。自分に自信が持てなくて落ち込みが止まらない。仕事、家庭、自分――課題が一気に押し寄せるとパニックに陥ってしまう。どうしたらそんな自分を卒業できるでしょうか?
- うつ病にならないようにする方法
ここ数年増加してきている、うつ病患者。「自分はうつ病になりやすそうな性格だ」と自覚していたちきりんさんは、予防策としていくつかの努力を続けてきたそうです。
- 仕事の生産性を上げるために、私が職場の机でやめたこと
職場の机の上には、実際には仕事と関係ないことも、最高の仕事を生み出す能力に影響を与えるものもすべてあります。自分の机をワークステーションとして考え直してみませんか。
- 職場の将来性、人間関係……5人に4人が仕事で悩みを抱えている
近年、頻繁に取り上げられるようになった職場でのメンタルヘルス問題。「職場の将来性」や「職場の人間関係」など、5人に4人が職場で悩みを抱えているようだ。特定非営利活動法人しごとのみらい調べ。
- やる気は「出す」ものではなく「出る」もの
自分はやる気があるのにほかのスタッフがやる気がなく、「やる気を出そうよ」といってみても、冷たい目で見られるだけ……。楽しく仕事ができる「働きやすい職場」には、仲間のやる気が大事です。「褒める」をテーマに、仲間のやる気を引き出す会話の方法を伝えます。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.