“Not To Do”のイメージで、自戒のためのリストを10個紹介しました。その詳細を、「うまくいった事例」「うまくいかなかった事例」とともに解説します。
対談編でご紹介した以下の10項目について、補足します。
【解説】
午前中にメールチェックするのは時間と精神力を無駄にする。
【うまくいった事例】
喫茶などで午前中仕事をしたさい、ネット環境がなくてはかどることが多い。
【うまくいかなかった事例】
緊急に近いメールが入ったとき、対応がやや遅れ気味に。
【実践のためのコツ】
メールチェックしたくなったら、その前にまず休憩する。
【解説】
やるべき仕事の種類が増えると、その多さに圧倒されてしまいがち。ランク分けをして高いランクのものから片付けていくことで、時間の経過とともにプレッシャーも減っていくようにする。手が着けやすいからといってランクの低いものばかりをやっていると、プレッシャーは一向に減らないのに使える時間は確実に減っていってしまう。
【うまくいった事例】
ランクAの仕事に関する資料だけを持ち出して会議室にこもる。
【うまくいかなかった事例】
どの仕事もランクAになってしまうような状況では身動きが取れなくなってしまう。
【実践のためのコツ】
ランクづけをする前に、自分がやらなくてもいい仕事はないか、そもそもやらなくてもいい仕事はないかを時間をかけて吟味する。ランクづけはやるべき仕事を際立たせるための手段であって、仕事を片付ける魔法ではない。
【解説】
タスクの記録が分散し、やるべきことがはっきりしなくなる。
【うまくいかなかった事例】
階層機能のないタスク管理ツールに一元化しようとすると限界に突き当たる。
【実践のためのコツ】
現在使っているタスク管理ツールの、すべてのタスクを移行する時間と手順を想定しておく。
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