パーでは普通の手袋、グーで「方向指示サイン」になる。それは“光る手袋”。
映像や画像でインタラクティブなメディアをデザインするオーストリアのIrene Poschさんは、自転車で走行中に自動車との接触事故に遭った。その体験から「誰もが着用できる安全グッズを作りたい」と考えた。
そして生まれたのが「Early Winter Night Biking Gloves」。グローブ内部に仕込まれたLEDは、指先と手の平部分のワイヤーが通電して「握ると点灯する」。左右に曲がる際の合図だけでなく、止まるときにチカチカもいい。
「都市部のジテツウピープルがターゲットです」とIreneさん。「あれもこれも搭載するより、安全をスマートに着こなしたいですよね」
冬の夜道で特に効果を発揮するだろう。だが果たしてオーストリアではハンドサインをするのだろうか?
「はい。みんながサインして後続のクルマに伝えます。法律でも定められますしね」
日本でも道路交通法で合図が定められている。前に走るサイクリストがしてくれると実に清々しいものだ。光る手袋は数量限定で販売したもののすでに完売。ただ今量産化を検討中だ。ぜひ生産をしてほしい。
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