トーマスランド号は外観にトーマス柄を描いただけではない。客室内の壁、天井、シートカバーにトーマスとなかまたちがびっしり描かれている。窓ガラスにも機関車のシルエットがあって、車両当てクイズを楽しめるようにしたらしい。もしかしたら……と、窓のスクリーンを降ろしてみたら、やっぱりここにもトーマスのロゴが! 徹底している。
車内にはチビッ子が喜びそうな仕掛けがふたつ。ひとつはトーマスとバーシーの座席。背もたれがトーマスとパーシーの立体モデルになっていて、まるでトーマスに抱きかかえられているような感じだ。「寄りかかったら背中が痛いじゃないか」なんて野暮なことは言わず、あえて座らないで向かい側に座りトーマスとにらめっこしてもいいと思うぞ。
もう1つのお楽しみは、運転室の後ろに作られた「こども用運転台」だ。シンプルだけど本物そっくりに作られている。運転士がいる左側ではなく、右側に作られているから、前方の風景を見ながらレバーを操作できちゃうという仕掛け。思わず座ろうとして、ふと男の子の視線に気がついた。どうぞどうぞ、譲ります。というより、もともとキミたちの席。あはは……。
こんなにいろんな仕掛けを用意してあるにもかかわらず、トーマスランド号は普通列車。つまり特別料金は不要で、乗車券だけで乗れる。富士急行さんは太っ腹だ。運行時刻は富士急行のWebサイトで公開されているから、この電車を狙って乗ろう。
▼(C) 2011 Gullane (Thomas) Limited.
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