その空欄に入ったのは「surf」。春の戦略アイテムである「パーカーパーカー」を展開するためのプロモーションだったのが真相というわけだ。
「もともとサーフマインドの商品を作りたいという意向があったのですが、アースにはサーフのイメージがないので、いっそのことプロモーションでブランド名を変えると面白いのでは、というアイデアが出ました。スタッフもワクワクしながらできるようなことを提案したいと考えているので、今回はそれを楽しみながらできたと思います」(鈴木氏)
今後もブランド名の一部を変えるという試みを、戦略商品やコラボレーション展開などで実施していくというアースだが、同時に男性アパレルや雑貨、水着、着物といったアイテムを発表。女性アパレルブランドの枠を超えた動きを見せている。
とりわけ2014年10月に限定10店舗で発売したメンズラインと、2014年12月にイオンモール岡山に出店した「earth music&ecology super premium store」内に併設した自社プロデュースのアイスクリームショップ「BLOCK」は、アースがライフスタイル提案型のブランドへと変ぼうしていく象徴といえるだろう。
「Cool Preppy」をうたったコンセプトのメンズラインは、レディスの世界観と合わせた淡いブルーの色調のアウターやニット、デニムが中心で「特に郊外店やロードサイド店など、ファミリーで訪れる店舗では売れました」(中村氏)という。
また、BLOCKは子どもを連れた母親や、ヤング層の“ついで買い”が狙える。アイスに食物繊維豊富な寒天やナチュラルフルーツを使用しているだけでなく、カップには絶滅危惧種の動物がプリントされており、環境へ配慮というアースのブランドカラーと合致している。
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