インタビュー
» 2015年05月13日 08時10分 UPDATE

水曜インタビュー劇場(アイス公演):“若手”の「パルム」が、発売後7年で8倍も売れた理由 (1/7)

発売してから今年で10年目の「PARM(パルム)」(森永乳業)が、ビッグブランドの中に食い込んでいる。アイスクリーム市場は定番商品が強いのに、なぜ“若手”のパルムは売れているのか。その謎に迫った。

[土肥義則,ITmedia]

水曜インタビュー劇場(アイス公演)

 →受注を減らしたのに、なぜ「チョコモナカジャンボ」は3倍も売れたのか(1)

 →本記事(2)


yd_morinaga2.jpg “若手”のパルムが売れている

 スーパーやコンビニの冷蔵ケースの中をみると、ハーゲンダッツ、ガリガリ君、ジャイアントコーン……といった定番商品がズラリと並んでいる。年間100億円以上売れているブランドは「エッセルスーパーカップ」「ガリガリ君」「チョコモナカジャンボ」「ピノ」など発売してから何十年も経つものばかり。そうした中で、10年目の“若手”が存在感を示している。

 その若手とは、森永乳業の「PARM(パルム)」。2005年に発売して、あれよあれよという間にビッグネームの仲間入り。初年度の売り上げと比較すると、7年後の2012年には8倍を超えるまでに伸長している。同社の4番バッターは、長きにわたって「ピノ」が務めていたが、数年前から「パルム」が中心選手として活躍しているのだ。

 それにしてもアイスクリーム市場は、なぜ定番商品が強いのか。ある関係者はこのように分析している。「ゼロから新しいブランドを立ち上げるよりも、知名度のある定番商品を磨いたほうが効率的だから」と。新商品を発売するには、開発費用や設備費用などがかかる。大きな失敗をするよりも、今の成功を積み重ねていくというわけだ。

 アイスクリーム市場は、まるで“氷山”のようにちょっとやそっとでは溶けないのに、なぜパルムはその間を割って入っていくことができたのか。その謎を解くために、森永乳業でマーケティングを担当する孫田克史さんと谷口・ブエ・真奈美さんに話を聞いた。聞き手は、ITmedia ビジネスオンライン編集部の土肥義則。

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