サッポロビールの「まるごと国産」――社員が原料づくりから携わる、その狙いは?国産原料100%(3/3 ページ)

» 2014年03月05日 00時00分 公開
[土肥義則,Business Media 誠]
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「まるごと国産」の特徴

「畑からのビールつくりプロジェクト」に参加したブランド戦略部の石川孝さん

――「畑からのビールつくりプロジェクト」には、できれば全社員に参加してほしいそうですが、そこにどんな狙いがあるのでしょうか?

石川: 今回のプロジェクトは、組織の枠を越えて「新しいことに挑戦しよう」という目的があります。プロジェクトは2011年にスタートしました。ようやく商品化に成功したので、今後は前例にとらわれずに、新しいことにチャレンジする文化・風土を構築することができればなあと思っています。

 以前と比べ、今はお客さまの好みの移り変わりが速い。ビールメーカーとして、スピーディーに対応するためには、組織をもっともっと活性化する必要があるのかなあとも感じています。

――「まるごと国産」の特徴を教えていただけますか?

石川: 繰り返しになりますが、「まるごと国産」の原料は国産100%。大麦・ホップともに、国産ならでは「香り」に特徴があるので、そのバランスを楽しんでいただきたいですね。

――価格は少し高めですよね。どんなシーンで飲んでいただきたいですか?

石川: 国産原料を使っているので、価格はどうしても高くなってしまいました。でも味はしっかりしているので、大切な人とゆっくりとお食事するときに飲んでいただければうれしいです。特に「原料にこだわりがある」「味にこだわりがある」という人にオススメですね。



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