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» 2013年12月03日 08時05分 UPDATE

窪田順生の時事日想:最近のフジテレビはなぜ「シンガポール推し」なのか (1/4)

最近のフジテレビが「シンガポール推し」であることをご存じだろうか。「めざましテレビ」のあるコーナーではシンガポールネタが目立つ。映画『謎解きはディナーのあとで』でも舞台はシンガポール。ここまで取り上げると、なにやらオトナの事情があるようで……。

[窪田順生,Business Media 誠]

窪田順生氏のプロフィール:

1974年生まれ、学習院大学文学部卒業。在学中から、テレビ情報番組の制作に携わり、『フライデー』の取材記者として3年間活動。その後、朝日新聞、漫画誌編集長、実話紙編集長などを経て、現在はノンフィクションライターとして週刊誌や月刊誌でルポを発表するかたわらで、報道対策アドバイザーとしても活動している。『14階段――検証 新潟少女9年2カ月監禁事件』(小学館)で第12回小学館ノンフィクション大賞優秀賞を受賞。近著に『死体の経済学』(小学館101新書)、『スピンドクター “モミ消しのプロ”が駆使する「情報操作」の技術』(講談社α文庫)がある。


 最近、「めざましテレビ」で元フジテレビアナウンサーの中野美奈子さんが、「めざましテレビ アジア支局長」なる肩書きで、海外のグルメやらエンタメネタをレポートしている。

 朝から美人を見ることができて眼福ではあるが、ひとつだけ引っかかることがある。

 「アジア支局長」といいながらも、8月の放送スタートから扱うネタがシンガポールばかりなのだ。

 そんなもん旦那さんの都合で、シンガポールで暮らす中野さんの「なんちゃって支局長」(フジテレビWebサイト番組情報より)なんだからしょうがないだろ、というご意見もあろうが、だったら、素直に「中野美奈子のシンガポールレポート」にしておけばいいのにと思ってしまうほどシンガポールづくしなのだ。

 テレビがどうしたとか、グルメや住宅事情がどうしたとか……今後アクセスのいいマレーシアやインドネシアに舞台を移していくのかもしれないが、ここまでシンガポール文化の普及に汗をかく「支局長」を見ていると、なにやらオトナの事情でもあるのかしらと勘ぐってしまう。

 というのも、ここのところフジテレビはえらく「シンガポール」を推しているからだ。

 例えば、中野さんの新コーナーが開始する4日前に公開されたフジテレビ制作の映画『謎解きはディナーのあとで』である。

yd_nazo1.jpg 映画『謎解きはディナーのあとで』(公式Webサイトより)
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