例えばビジネスのやりとりで、「価格は、もう少し何とかなりませんか?」という質問をされたとします。
だいたいこんな感じの英語で聞いてくるはずです。周りが騒々しいとか、相手の発音が不明瞭で聞き取れなかったのであれば、「Pardon?」でもかまいません。しかし、相手の真意をより正確に知るためには、すこし聞き返し方を工夫する必要があります。
これでOKです。あえて日本語にするならば「あなたが言いたいのは?」ということです。すると相手は、さきほどの遠まわしな言い方を繰り返すのではなく、
とか、
などと、実に分かりやすい表現で言いかえるでしょう。
ここがポイントなのです。つまり、初めに聞いた「値段についてフレキシブル」という控えめな言い方と、「値段が下げられないか」という2つの表現がつながって、「このディールには関心大ありだが、値段を下げてもらいたい」という相手の意図がはっきりと見えてくるわけです。
これに類した表現としては、
とか、もっと簡単に
など、いくつかあります。
大事なことは、「Pardon?」のような、英会話教室でネイティブの先生が教える、画一的な聞き返し方だけではなく、少し工夫し、相手に考えさせる表現を使うことで、英会話はぐっと楽になり、相手の意図の理解も正確になるということです。ぜひ試してみてください。
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