太陽光発電先進国、ドイツでメガソーラーに取り組む日本人世界一周サムライバックパッカープロジェクト(3/3 ページ)

» 2012年05月22日 08時00分 公開
[太田英基,世界一周サムライバックパッカープロジェクト]
世界一周サムライバックパッカープロジェクト
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海外でインターンする若者たち

 学生時代に海外でインターンという経験。正直、僕にはとてもうらやましい! 最近はアイセックなどの団体経由で海外インターンへ行く人の話をチラホラ聞きますが、やはり日本ではまだまだ少数派でしょう。

 以前、僕はSNS経由でとある欧米人の学生からメッセージをもらいました。

 「僕は今、東京でインターンする機会がないかと探しています。これまでにカナダで半年、インドで半年インターンをしていました。次は東京で半年インターンをしたいと思っています(以下略)」

 彼にとってはスペシャルなことではないのかもしれませんが、僕は衝撃を受けました……。恐らく、彼のような若者が世界中にゴロゴロといるんだろうなと。そんな彼みたいな人たちに、日本の若者は僕も含めて勝てるんだろうか!?(勝つという言葉が適切かどうかは微妙ですが)

 南原さんは学生時代に海外でのインターンを経験し、その時の経験から今の道を歩んでいるそうです。そしてドイツでも、ワークライフバランスとは何かを考え、それが今後の人生に影響を与えそうだということです。

 当然ですが、日本と他国は異なります。世界中に同じ国は1つもありません。学生であれば日本を飛び出て、海外でのインターンシップを志したり、社会人であれば企業の駐在や留学制度、ワーキングホリデーなどで海外の空気に触れてみてはいかがでしょうか?(もちろん、旅も!)

 「海外で活躍する日本人の若手が足りません!」と南原さんはおっしゃっていますが、これは再生可能エネルギー業界に限らずすべての分野においてそうだと思います。しかも、それは絶対的な不足であるだけでなく、勢いを伸ばし続ける韓国系・中国系・台湾系などとの相対的な比較でも不足していると思います。

 震災の影響もあり、日本は真剣に再生可能エネルギーについて考え、動いていかなければならないでしょう。ぜひ、多くの日本人が南原さんに続いて、日本の、そして世界の再生可能エネルギーの可能性(生産効率)を研究・実践していってほしい。そう思います。

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