ブランディングコンサルタントのマーティー・ニューマイヤーは「ブランドの内容は、企業が定義付けすることではなく、消費者が定義することです」と言っています。であれば、今回のゲームが大好きなソニー好きお兄さんは今のソニーを象徴したペルソナかもしれません。
今までソニーが提供してきた製品、ポータブルオーディオ、デジタルカメラ、ゲーム機などのことを考えてみると、そのほとんどがスマートフォンやタブレットなどのアプリケーションやサービスに、とって変わられてしまう時代がすぐそこに迫っています。
前述の通り、次のアップルを代表する製品は「iPhone」になるでしょうが、次のソニーを代表する製品は一体何になるのでしょう。消費者は製品やサービスの利用(ブランド体験)を通してそのブランドのファンになっていきます。ソニーは早急に次のブランド体験をデザインする必要性に迫られている、と言えるでしょう。
さて、最後に私の大好きなスティーブ・ジョブズの言葉を引用して終わりにしたいと思います。瀕死のアップルに復帰したとき、ジョブズはこういいました。
「アップル社再建の妙薬は、費用を削減することではない。現在の苦境から抜け出す斬新な方法を編み出すことだ」
※この記事は、誠ブログ「日本の「ソーシャルメディア女子」を俯瞰してみました。 -データから見るペルソナ図鑑(7)-」より転載しています。
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