「面倒&リスクは嫌」という人に、オススメの投資方法教えて岡村先生! お金のことアレコレ(4)(4/5 ページ)

» 2011年12月26日 08時00分 公開
[岡村さとみ,土肥義則Business Media 誠]

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A:岡村先生、投資信託ってどのくらい種類があるのですか?

岡村:アクティブ運用※の投資信託は3000本以上あるのですが、インデックス運用※の投資信託はその10分の1程度と非常に少ないですね。さらに購入手数料が無料のノーロード投信(ただし信託報酬はかかる)で、先進国株式・債券、新興国株式・債券の商品もそろえているモノとなると……4〜5種類くらいですね。

※アクティブ運用とは日経平均株価やTOPIXなどに対して、相対的に高いパフォーマンスを出すことを目的に、ポートフォリオを構築する運用手法のこと。一方のインデックス運用とは、日経平均株価やTOPIXといった指標の動きに連動する運用成果を目標とする運用手法のこと。

A:世の中のほとんどの投資信託がアクティブ投信で、オススメのインデックス投信は少ないのですね(涙)。

岡村:ですね。その中でも、残高が安定して増えているのが「eMAXISシリーズ」と「STAMシリーズ」。ここで注意が必要なことは、投信の資産残高がどのくらいあるのかを必ず見るようにしてください。

A:「資産残高」って何ですか?

岡村:資産残高とは、その投信がどれくらいの人に買われているのかを示す数字。一般的に「資産残高が大きいほど人気がある」と言われていますが、資産残高があまりに少ないと、償還されてしまうことがあります。償還されてしまうと、せっかく積み立てていても、途中でその商品が買えなくなってしまう。なので資産残高は、絶対に確認してくださいね。

 下の図を見ていただけますか。これはインデックス投信を購入する際の参考資料です。例えば、毎月3万円積み立てる場合は、国内株式を6000円 (3万円×20%)、先進国株式を6000円、先進国債券を6000円、新興国株式を9000円、新興国債券を3000円といった感じで購入するのはいかがでしょうか。月5万円積み立てる場合も図のように参考にしてくださいね。

ノーロード投信であれば、分散投資が少額から始められる

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