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» 2011年12月26日 08時00分 UPDATE

教えて岡村先生! お金のことアレコレ(4):「面倒&リスクは嫌」という人に、オススメの投資方法 (1/5)

「仕事が忙しいので、自分が持っている金融商品に一喜一憂したくない」と思っている人、多いのではないでしょうか。私、長野真歩もそのひとり。そこでお金のことに詳しい岡村先生に、オススメの投資方法を教えてもらいました。

[岡村さとみ,土肥義則,Business Media 誠]

 私、長野真歩。「投資をしたいけど、そのお金がない」と思っていましたが、それは私の勘違い。「毎月1000円から投資ができる」ということを岡村先生に教えていただきました。

 でも私に合っている商品ってあるのでしょうか。岡村先生、できるだけリスクを抑えた投資方法を教えてくださーい。

積立投資の魅力

長野:岡村先生、積立投資の魅力って、どんなところにあるのでしょうか?

岡村:積立投資というのは、割安な時にはたくさん買えますが、割高な時には少ししか買えません。これを自動的に行えることが魅力のひとつですね。

 まず毎月どのくらい積立をするのか。金額を決めなければいけません。

 下の図を見ていただけますか。長野さんが毎月5万円を積み立てをした場合、この投資信託では1月が9000円、2月が1万2000円……と価格が変動しました。5万円なので、9000円の時は5.6口(5万円÷9000円)買えます。しかし1万2000円に値段が上がると、4.2口しか買えません。

yd_okataidan4-1.jpg 積立投資による時間の分散でリスクを抑える

 この投資信託の5カ月の平均価格は、1万400円ですが、実際の積立投資の平均購入価格は1万70円になり、3%も安く購入することができます。「3%」という数字は、小さい差に感じるかもしれませんが、複利の効果※を考えると、長期間でかなりの差になります。

※複利の効果:単利というのは、元本に対する利息のみ。一方の複利は利息に対しても利息が付く。

 感情に任せて売買すると、価格が上がっている時に投資して、逆に下がっている時には売ってしまいがち。積立投資のメリットは、買っている投資信託が下がっても「安い時にたくさん買う」ことが自動的にできます。

 人間は他人と同じことをしたがるものですが、それでは投資でもうけることは難しいでしょう。優秀な投資家は、多くの人が「もうダメだ……」と感じ、金融商品が割安になった時に買う。そして、人気が出てきて割高になると売る。こうした話を聞くと「簡単だなあ。自分でもできるはず」と思うかもしれませんが、実践することは難しいですね。

 また積立投資は「下落相場に強い」というメリットがあります。さきほどの図の右側を見ていただけますか。初めは1万円、7年目で5分の1の2000円、しかし10年後には2.5倍の5000円に反発した投資信託があります。

長野:5分の1になったら大損ですね。

岡村:ただ積立投資にも弱点があります。それは「上昇相場に少し弱い」ということ。もちろん上昇相場なので積み立てることで損をすることはないのですが、大きくもうけることが難しくなります。この点も覚えておくといいでしょう。

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