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» 2010年12月13日 08時00分 UPDATE

マンショントレンドレポート:東京スカイツリー開業で変わる押上・墨田周辺エリア (1/3)

今後発展してさらに暮らしやすくなりそうだと思う街として挙げられる押上・墨田周辺エリア。東京スカイツリーの建設によって街はどのように変化しているのでしょうか。

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※この記事は、MAJOR7で2010年10月29日に公開されたものを転載しています。


 メジャーセブンが行った「第13回 住んでみたい街アンケート(2010年9月発表)」で、「今後発展してさらに暮らしやすくなりそうだと思う街」で1位を獲得した「東京スカイツリーの建設が進む押上・墨田周辺エリア」。

 50年に一度の建築物といわれる東京スカイツリーは、電波塔としての役割のほかに、地域全体を変えていく影響力があるとメジャーセブンは考えました。東京スカイツリーを基点として、地域の盛り上がりは波紋のように広がるに違いありません。

 今回は、電波塔としての役割のほかに、その高さや周辺エリアへ与える影響度の高さから大きな関心が寄せられている「東京スカイツリー」と、開業後のエリアの変化を特集します。

東京スカイツリーとは

MAJOR7 世界一の高さの自立式電波塔(イメージ画像)

 「日本の建築が出会ったことのない高さ」。この言葉でその高さがうかがいしれるというもの。当初は約610メートルと公表されていた東京スカイツリーは、日本人に馴染み深く、過去には周辺エリアが武蔵の国と呼ばれていたことから、「武蔵」に因んで634メートルへ最終決定されました。

 「観光タワーとして“世界一”という分かりやすさも考えましたね」そう明かしてくれたのは、東京スカイツリー 広報の藤澤さん。

 東京スカイツリーの開発計画は、2003年12月に在京放送事業者6社が600メートル級の新タワーを求めて「在京6社新タワー推進プロジェクト」を発足したことから始まります。

 これは、首都圏を中心に200メートル級の高層ビルが多く建設され、そのビル影の影響で電波が受信しづらくなる可能性のあることが分かってきたこと、また、携帯電話等の普及により移動しながら電波受信をする人が増えたこともプロジェクト発足の要因になりました。

 竣工は2011年12月の予定、2012年春の開業が予定されています。


細長い敷地を最大限に活かした三角形の足元

MAJOR7 東京スカイツリー建設現場(2010年9月撮影)

 「苦労した点といえば、やはり、狭い敷地にどうタワーを建てるかということですね」と藤澤さん。線路と北十間川に挟まれた細長い敷地に600メートル級のタワーを建てるのは容易ではなかったそうです。「風の影響も考慮しなければいけません。地上よりも数倍強い風が吹くんです」

 数々の難題を着実に解決していった結果に生まれたのが、塔の足元を正三角形にして、上部にいくにつれ丸くなり、やがて正円となる建設。これにより、634メートルの高さを支える足元の強度と、上空の風の影響を最小限にとどめることの出来る姿が生まれました。

 また、この三角形の足元には市街地に建つタワーならではの周辺地域への配慮も。「円形よりも三角形の方が圧迫感を抑えられるのです」とのこと。

下町文化との融合

MAJOR7 開業後は浅草の夜景に美しくライトアップされる(イメージ画像)

 東京スカイツリーが建つのは、日本を代表する観光地である浅草や、相撲文化の発信基地である両国、料亭が軒を連ねる向島を内包する下町の魅力あふれるエリア。このエリアに建つタワーならではの、下町文化を取り入れた工夫が凝らされています。

 戸恒浩人氏によるライティングデザインは、江戸で育まれてきた心意気の「粋」と、美意識の「雅」がテーマ。「粋」は隅田川の水を意識した淡いブルーの光が塔の中心を光らせ、「雅」は江戸紫の光がタワーを照らし出すデザイン。

 「ツリーの周辺は住宅街なので、派手さではなく、周囲に溶け込むライティングを意識しています」というように、下町文化を取り入れながら、暮らす方への配慮がなされています。1日ごとに「粋」と「雅」が入れ替わる予定ですが、イベントのときには別デザインも検討中とのこと、楽しみですね。

MAJOR7 浅草五重塔と建設中の東京スカイツリー(2010年9月撮影)

 また、東京スカイツリーの制振システムは、中央部の心柱と外周部を構造的に分離し、中央部の心柱上部を「重り」として機能させた新しいシステムを採用。日本独自の木造建築物である五重塔も同様の構造をしていると考えられており、地震や強風時の揺れへの対策を突き詰めた結果、現代の最新技術と伝統的構法がここで出会ったわけです。


「新・下町流」がコンセプトの商業施設

 東京スカイツリーと同時に建設が進んでいるのが、7階建てと31階建ての2つの商業施設。現在、プラネタリウムを主体とした最新鋭ドームシアターと、施設面積約7万7800平方メートルの水族館の開設が予定されています。

 また、下町の魅力体感ゾーンも内包する約300店舗で構成される商業施設もオープン予定です。「若い方から年配の方まで楽しめる商業施設を目指しています。また、地元の方にもスペースを公開していく予定です」とのこと。いずれも2012年春、タワーと同時オープンを予定しています。

MAJOR7MAJOR7 墨田水族館(仮称)や約300店舗の商業施設がオープン予定(イメージ画像)

画像提供:東武鉄道株式会社・東武タワースカイツリー株式会社・オリックス不動産株式会社

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