今年を締めくくるインテリア見本市にニッポンデザインを見た(3/4 ページ)

» 2010年12月10日 19時04分 公開
[本間美紀,エキサイトイズム]
エキサイトイズム

 「小石原ポタリー」は福岡の伝統的な陶窯が、現代の暮らしに提案する食器のシリーズ。人気スタイリストの長尾智子氏がプロデュースした食器の新作を展開した。

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 刃物といえば、やはり越前。「越前ジャパン」はデザイン家電で知られるメタフィスのデザイナーと組み、スタイリッシュなナイフを発表。軽く、握りやすく、すうっと切れる切れ味に、日本らしい緻密な技術が感じられる。

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 静岡の嶋本木工所はデザイン史の「デ・スティル」へのオマージュ作品ともなるチェアを展示。これにも日本の木工技術の繊細さが垣間見える。

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 「FRAME & SONS」は新顔のブランド。若手デザイナーの古川真直氏が、新潟の燕三条の金属技術を生かし、ステンレススチールでグラフィカルな家具を発表。ラインだけで作り出したフォルムが軽快。

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 こういった日本の技術を生かした新しいプロダクトが集中してみられるのは、この見本市の突出した特徴だ。またこういった取り組みは、「ジャパンブランド」プロジェクトによる公的な支援も、大きな力になっているようだ。本展の出展社の中からは2011年1月にパリで行われる「メゾン・エ・オブジェ」に参加する企業も多い。

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