マンガや映画に登場した、あのお菓子を食べてみる：男子スイーツ部（3/5 ページ）

[ter，男子スイーツ部]

おなじみのチョコレートケーキも登場

　さて、「東京BABYLON」中に登場した2つ目のお菓子です。 やはり「星史郎」が「昴流」の家を訪れる際にお土産として持って来るのが「トップス」のチョコレートケーキです。

　このシーン、ストーリーには何も関係ないのですが、昴流の双子の姉「北都」がケーキをもらって大喜びしているのが妙に印象に残ります。余談ですが、連載当時、私の知り合いが都内に遊びにきたときに、「トップスのケーキを買いたいのだ」としきりに言っており、普段ケーキなど買うような人ではなかったので問い詰めたところ、実は「本作品を見て食べたくなったから」だったというのもいい思い出です。

　都内ではあちこちで売られているトップスですが、連載当時だと、TBS会館内の店舗が本店だったはず。 現在、TBS会館は既にありませんので、跡地にできた赤坂Bizタワーに行ってきました。

　今回は1人で食べることも考慮し、一番小さいものを購入しました。小サイズといっても、「2〜3人用」とのことで、結構大きいサイズです。

　いわゆるチョコクリームのデコレーションケーキで、中はスポンジと、外側と同じチョコレートクリーム＋クルミの層が3段になっている構造です。食べると濃厚ではあるのですが、チョコレートクリーム自体がしつこくなく、くるみの食感とあいまって、結構たくさんいけてしまいますね。あっという間に全部食べてしまいました。

　原作ではこのあと徐々に、前述の長編ドラマの軸として、「かつて何があったのか」、「何のために昴流と星史郎は一緒にいるのか」といったことが明かされていき、それとともに全体を暗い影が覆っていくことになります。 今回紹介したお菓子2点は、そうなる前の、「まだ楽しい、束の間の幸せ」を演出しているわけで、実は重要な役回りなのだなあ、と思いつつ、もう1つの作品紹介に移ります。