■部下のモチベーションをUPせよ:
景気が回復基調にある今こそ、攻めの戦略で売上拡大を図ろうという戦略を立てた野望商事。営業1部の課長を務める倉田は、目標を確実に達成するためには、営業スタッフの目標に対する進捗の確認やスタッフそれぞれが抱える問題の解決、外部企業との連携が不可欠であることに気がついた。さて、どうする!?
部下から送られてきた営業進捗報告のExcelワークシートを分析用のデータとしてまとめ始めた倉田。売上の推移や課題が分かりやすいグラフを作成するのが案外、大変なことに気がついた。今日、やるはずだった外注や取引先へのヒアリングもまだ終わっていない。明日の会議でスタッフと分析結果を共有しようと思っていたが、間に合いそうもなくなってきた……。
倉田 申し訳ないが、今日の会議は明日の午前中に延期にする。それまでには売上拡大に向けた課題を話し合うのに必要なデータをそろえておくので、今日も営業をがんばってくれ。
部下1 頑張れ、といわれても、何をどう頑張れっていうの?
部下2 俺たちの提出した数字がどんなふうにまとまっているのか分からないし、分析結果を教えてもらわないと、頑張りようもないよな。
部下1 ほかの人の状況が分かれば、こっちでも対応のしようがあるんだろうけど……。
ようやく売上進捗のデータをグラフ化し、分析できる状態にした倉田。その結果をもとに、外注先や取引先と課題の解決に向けた話をしようとするも、相手がなかなかつかまらない。メールを送って返事を待つことにしたが、対応策の検討は遅々として進まず……。
Excelワークシートのグラフ化に手間取って予想以上の時間がかかってしまった上に、課題解決に向けた外部スタッフとの話し合いもスムーズに進まず、部下のやる気も消失気味に……。
kintoneの案件管理アプリで売上の進捗をチェックしていた倉田は、グラフ化ツールがあるのを発見。試しに使ってみると、ツールがデータの内容を判別して最適な種類のグラフを勧めてくれることが分かった。
スタッフとの情報共有をどうするか――と考えていた倉田の目に飛び込んできたのが、“スタッフがいつも目にするページに売上進捗グラフを貼りつける”機能。スタッフがkintoneを立ち上げて最初に目にするトップページに案件管理アプリのグラフを貼りつけておけば、毎日、営業スタッフが最新の営業実績を目にすることができるのだ。
倉田 みんなが案件管理アプリに入力してくれたデータをグラフ化して、kintoneのトップページに張っておいたので見ておいてくれ。今月、あとどれくらいで目標を達成できるかが分かるので有効活用してほしい。
部下1 先輩、すごいですね、今月がんばってますよね。
部下2 いや、先輩が似た取引先を落とした時のやり方を案件管理アプリのメッセージ欄に書いておいてくれたんだ。今月は余裕があるからそっちのへこみをカバーするよ。
部下1 先輩、助かります! 今度、ランチをおごっちゃいますよ!
課題の解決に向けて取引先に電話やメールで連絡を取り始めた倉田。外部スタッフとのやりとりもkintone上でできないか……と思って調べていると、「ゲストスペース」という機能を発見。外部の取引先に見せても問題ないデータをゲストスペースに置き、その資料に対する意見を書き込んでもらうことができるようだ。さっそく親しい取引先向けにゲストスペースを作成して新たな提案に対する意見を求めたところ、夕方までに続々と意見が集まってきた!
1つのアプリに集約された営業データを素早くグラフ化。営業スタッフ全員が常に最新の進捗を把握できる環境が整った。取引先とのやりとりも、いちいちメールを検索することなくアプリ上で一目で確認できるので、意見をまとめるのに時間がかからなくなった。
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提供:サイボウズ株式会社
アイティメディア営業企画/制作:誠 Biz.ID編集部/掲載内容有効期限:2013年11月20日