日々必要な情報共有に、ムダな時間を費やしていませんか? Excelやメールを使った旧来型の営業管理をクラウド型ツールに変えるだけで、大きくビジネスが変わるかも。あなたなら、どちらの”未来”を選択する?
「景気回復の兆しが見えてきた今こそ、競合に差をつけるチャンスだ!」――。そんな社長の檄で新年度のスタートを切った野望商事。競合を出し抜くために短期間での拡大成長を目標に掲げた。もちろん、その思いは現場スタッフも同じだが、昨年度の業績不振で削減された人員は補充の見込みがなく、1人あたりの担当クライアントは増えている。スタッフにもだんだんと疲れが見られるようになってきた。
営業1部の課長である倉田宇道(くらたうどう)は、これからの課の運営方法について考えを巡らせていた。人員増の見込みがない中でスタッフの力を最大化するにはどうしたらいいか――。現場の混乱を避けるには、これまでのやり方の延長線上で改善を進めるのがベストだ。しかし、それでは成長に限界があるのではないか。ここで新しい発想の改善策を取り入れるべきなのではないか――。
そんな中、営業1部に売上拡大に向けた上からの指示が下った……。どうする、倉田宇道!?
■ミッション1:チーム全体の営業動向を把握せよ:
競合を大きく出し抜くために短期間での拡大成長を目標に掲げた野望商事は、各チームにこれまで以上の予算を割り振った。
営業1部の課長である倉田宇道(くらたうどう)は迷っていた。今朝のミーティングで上長から「キミは、個人個人の営業スタッフの動向を細かく把握しているのか? 目標予算が上がった今期、もっと密に情報共有して、チームプレイで売上げを達成してほしい」と通達されたのだ。
予算を達成しているものの、「これから」を見据えるとやり方を変える必要もあるような……。
日々の営業動向を確認するために、日報で進捗報告をするようメンバーに命じた倉田。メンバーは「日報を出すためにわざわざ帰社するのは面倒」「報告の項目が決まっていないから考えながらつくるのが面倒」とちょっぴり不満そう。
倉田 はぁ〜。あいつ、商談まだ終わらないのか。そういえばそのまま接待に行くって言ってたな。日付が変わらないうちに日報だすのか? そして俺はいつ帰れるんだ?
部下1 お疲れさまです!
倉田 (……うとうと)おぉ、遅かったな、お疲れさま
部下1 今から日報書くんで、ちょっと待っててください
倉田 う、うむ
部下1 課長、日報送りました! ……あれ?寝てる。課長!
倉田 むにゃむにゃ……おお! 日報は書いたのか?
部下1 ……はあ。送りましたよ。ボクもう帰りますね、お疲れさまです!
深夜遅くまで日報を待って情報をまとめる日々。日報のフォーマットも特に決まっていないから、全部の情報に目を通して整理していかなければならない。
毎日変化する各メンバーの動きを追い続けるのは時間と手間がかかる。日々の進捗を1つにまとめて管理するために、倉田は隣の営業二部が使い始めたというビジネスクラウドツール「kintone」を使うことにした。メンバーを集めた会議で……。
倉田 さあ、みんな。今日からこのツールで情報共有をすることにしよう。1日の終わりにツールの「日報アプリ」に報告を書き込んでくれ
部下1 えー日報書くんですか? めんどくさいなあ……ブツブツ
倉田 そういう意見もあると思ったんだよ。でもな、kintoneの日報アプリはフォームに沿って入力するだけだからものの10分もあれば入力は終わるはずだ。1日の終わりに日報に時間をつくるのはもったいないもんな。
部下1 本当ですね! これなら報告する項目が決まっていて、書くのに迷わないですね。ちなみに日報ってやっぱり会社で書かなきゃいけないんですか?
倉田 いいや。スマホアプリもあるから、日報さえ出してくれれば直帰もOKだ。
部下1 やった! さっそくこれから往訪してそのまま直帰します!
倉田 いやいや、まだ朝だから! 定時まで往訪のアポを入れるぐらい、頑張れ。
「日報アプリ」をメンバーに使ってもらうことで、日々の各メンバーの進捗が1つの場所に集約されるようになった。もうメールアプリを検索して日報を探す必要もなくなり、作業時間が大幅に短縮。また、就業後に日報を待つ必要もなく、メンバーも倉田も時間を有効に使えるようになった! ついでにメンバーからも少し評価がUPした。
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アイティメディア営業企画/制作:誠 Biz.ID編集部/掲載内容有効期限:2013年11月20日