取引を成約に結び付ける“ORDER”モデルとは売れるコンサルティング・セールスへの5つの道(3/3 ページ)

» 2009年06月30日 16時52分 公開
[マハン・カルサー, ランディ・イリッグ, (訳)フランクリン・コヴィー・ジャパン,Business Media 誠]
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どう切り出すか、何を質問し、提言し、具体化するか

  • 切り出し:商談をはじめる許可をもらう(パイプを作る)
クライアント候補に対して話を切り出す際、「質問」と「提言」の両方を用意する。
  • 質問:クライアントにアジェンダを決めてもらうために質問する。
  • 提言:我々との商談がクライアントにとってなぜ有益なのか、その根拠を説明する。この根拠は、潜在的なニーズについて知識に基づく一連の推測によって考えたものであり、こちらのソリューションがクライアントの状況に合う可能性があることを示す。
  • 具体化:話の中身を詰める(パイプを強化する)

 具体化の段階は、次のような行動をきっかけにはじまる。


  • クライアントが具体的な話をはじめる。
  • こちらが切り出した話にクライアントが興味を示す。

 具体化とは、「ニーズの発掘」や「資源」「意思決定」について話をし、「的確なソリューションとして予想される要素を検証することである。

成約

 我々の提案するソリューションは次の条件を満たすものでなければならない。

  • 「ニーズ」を実現する
  • 手持ちの「資源」を活用する
  • 主要な利害関係者の「判断基準/信条」を満たす
  • 競合案より優れている

 次回は「ニーズもソリューションも、相手と一緒に検討する」をお送りします。お楽しみに。

勝つチームを作る「トラスト・リーダーシップ」セミナー開催のお知らせ

 フランクリン・コヴィー・ジャパンは8月20日、管理職向けセミナー「トラスト・リーダーシップ」を開催します。

 100年に1度の不況と言われる昨今、多くの企業がリストラや残業の削減を行う中で、企業と社員、上司と部下という関係における“信頼”が低下しています。本セミナーでは、フランクリン・コヴィー・ジャパンの佐藤亙(さとう・わたる)取締役副社長が、リーダーとして結果を出すために必要なチームメンバーとの信頼について、その基本原則と信頼構築のための具体的な手法をお伝えします。

 ゲスト講師にはスポーツジャーナリストの二宮清純(にのみや・せいじゅん)氏を迎え、スポーツ界においてチームメンバーとの信頼によりチームを勝利に導いた事例をご紹介しながら、スポーツとビジネスに共通する“信頼”を考えます。

開催概要
開催日程 8月20日(木)9時〜17時
対象者 管理職、プロジェクトリーダー、成果を望むビジネスパーソン
会場 椿山荘(東京都文京区関口2-10-8)
受講料 2万9400円〜4万2000円(昼食付き)※参加人数、研修導入状況により異なります
定員 300名
申し込み方法 WebサイトまたはFAX 03-3264-7407 にて
支払方法 銀行振込
問い合わせ先 TEL 03-3264-7417 フランクリン・コヴィー・ジャパン株式会社 セールス・プランニング・チーム(月〜金 9時〜17時)

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