「闇雲に勉強」を避ける――効率的に勉強するための学習選択法：3分で読める！　隣のヤツより成果を出す勉強術（3/4 ページ）

[水野浩志，ITmedia]

自らのボトルネックを特定せよ

　ビジネスを俯瞰（ふかん）すると一連のプロセスで成り立っていることが分かります。そして、成果が出ないということは、そのプロセスのある部分が「ボトルネック」になっている、ということになるわけです。

　ですから、成果を出すためには、自分が取り組んでいるビジネスの中で、一番のボトルネックを見つけて、その一点をまずはクリアし、その上で次のボトルネックを見つけて……という形で取り組むのが、一番効果的。多くの人は、同時に複数のことを実行できるほど器用ではありませんし、まずは1つずつ、といったところでしょうか。

　そのためにも、まずは取り組んでいるビジネスのプロセスを分析してみましょう。その際に重要なポイントは、

• 時間軸に沿って1つずつ具体的に行動を洗い出すこと

　この洗い出しがおおざっぱだと、学ぶべきことが特定しにくくなってしまいます。できる限り詳細にプロセスを洗い出して見てください。

　洗い出しが終了したら、一番のボトルネックになっている部分を見つけ出し、そこをクリアするための勉強に取り組む、ということが、「成果を生み出す勉強」を行うに当たっての重要な考え方なのです。