『サイバーセキュリティ読本』には、セキュリティ関係の記述だけでなく、今後のサイバー空間の行く末を予測する項目もある。
例えば、CIA元職員が暴露した米国の個人情報収集システム、プリズムについての記述も盛り込まれているほか(関連記事)、世界の情報機関や軍関係者がサイバーセキュリティにどのような関わりをもっているかにも触れている。
最後に、一田氏がインターネットを利用する上での心構えを伝えているので紹介する。
・現代は、相互監視、盗聴、盗撮、漏洩、犯罪社会であることを認識すること
・天気予報やニュースをチェックするのと同じように、サイバーセキュリティ情報にも気を配ること
一田氏は、アンチウイルスソフトは万能ではなく、保険的な意味合いだと触れていた。だが、同書を読み終えた直後、私がセキュリティソフトのアップデートを実行したのは言うまでもない。
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