ニュース
» 2015年03月31日 12時00分 UPDATE

PHV、EV、燃料電池車、クリーンディーゼル……:設備も整った2015年こそ次世代エコカー元年?! (1/2)

原油価格は下がっていても、円高の影響もあり、日本のガソリン代はなかなか安くならない。クルマを買うならエコカーに、というのは当然の流れだろう。2015年は“次世代”エコカーが多数登場。最新事情をまとめた。

[渡辺まりか,Business Media 誠]

 3月も終わりに近づき、子どもが春休みに入っているという家庭も多いだろう。一家水入らずで出かけるのに自動車は便利だが、燃料代がバカにならない。燃費を考えると、エコカーや軽自動車(参考記事)が売れるのは自然な流れだ。

 エコカーの代表格ともいえるのがトヨタ「プリウス」だろう。モーターとバッテリーの両方を積んだハイブリッド自動車として1997年に誕生し、2012年には充電器から充電もできるPHV(プラグインハイブリッド自動車)タイプも登場した。PHVとは、近距離では電気自動車(EV)、長距離では従来のハイブリッド自動車(HV)として走行できる自動車だ。

 米国環境車サイト「Hybridcars.com」によれば、2014年9月時点でのEVとPHVの全世界での販売実績が60万台を突破したという。推移を見ると、2011年12月に10万台を突破し、2012年12月に18万台、2014年9月に60万台を超え、60万3932台となっている。2015年9月には100万台を超えるとの予想もある。

 国内に目を向けてみると、2011年のEV、PHEV保有台数が2万6394台だったものが、2013年には8万4928台へと増加している。ロームがシーテックジャパンでその背景として発表したのは、EV用リチウム電池の価格が急低下したこと、電池のエネルギー密度の向上、充電スタンドが拡充するなどインフラ面での整備だった。

 2015年には、2月にフォルクスワーゲン「e-up!」が、その後もアウディ「A3スポーツ e-tron」「Q7」、BMW「7シリーズ」、フォルクスワーゲン「Twin-up!」「e-Golf」など続々と投入される予定がある。国内外問わず、今後はますますエコカーに注目が集まりそうだ。

充実する充電インフラと補助金制度

 ローソンでの設置が進んでいる充電スタンド

 EVやPHVといった“次世代エコカー”の販売台数増加の背景に挙げられている、充電スタンドの拡充。急速充電器は2015年3月末までに全国に約6000基、普通充電器は2015年末までに1万1000基にまで増加させる計画だという。

 充電設備が増えても、設置場所が分からなければ不安になってしまう。そこで、トヨタメディアサービス、豊田自動織機、日本ユニシスは3月9日に、スマートフォン向けアプリ「全国EV・PHV充電まっぷ」をリリースし、検索できるようにした(参照リンク)

 補助金面でいえば、経済産業省が3月12日、EVとPHVを運転する高速道路利用者に向け、最大6万円の調査協力費を支給すると発表(参照リンク)。これは、次世代エコカー普及を加速させたい、という政府の取り組みの一環でもある。

       1|2 次のページへ

Copyright© 2016 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

新着記事

news086.jpg
キュレーション問題で経営陣が謝罪:
news065.jpg
赤坂8丁目発 スポーツ246:
news067.jpg
幅最大8.5メートルまで対応:
Loading

注目のテーマ

マーケット解説

- PR -