今や「中華にワイン」――香港ワイン&ダイン・フェスティバルに行ってきた旅好き女子・オノリョの香港レポート(2/3 ページ)

» 2012年11月26日 08時00分 公開
[小野田涼子,Business Media 誠]

香港ワイン&ダイン・フェスティバルに潜入!

記念のお土産としてお持ち帰りOK

 まず入り口でエントリーすると、袋状のネックストラップを渡された。中身はワイングラス! ピクニック用のプラスチック製グラスではなく、ちゃんとガラスのグラスなのがうれしい。なるほど、“Myワイングラス”を持って飲み歩けということか。ワインテイスティングクーポンとミールクーポンも付いているので、身一つで楽しめる。いざ、会場内へ!

 会場内では各国のワインブースやフードブース、ライブ演奏などが楽しめるステージも設置してあり、どこから攻めればいいか迷ってしまう……そこで、まずは大きく「RIEDEL」と書かれた看板が目立ったグランド テイスティング パビリオンに行ってみた。このエリアだけで20以上のブースが出展している。

 香港初日だし、1杯目はシャンパンをいただいてしまおうかな、と香港・マカオにワインを輸出している企業のブースでファーストワイン!「ああ、美味しい」と思いながら横のブースを見ると、これは……生ハムの切り落とし実演ですね? これもテイスティングできるの? うん、美味しい!

カメラを向けるも撮影にモタモタしている筆者に付き合って、ずっと切っててくれたお兄さん……ありがとう

日本酒のブースも発見

 この調子でいくと取材どころではなく単に飲み歩き食べ歩きで終わってしまう。気を取り直して面白そうなブースを探していたら、日本酒の一升瓶が並んだブースを発見した。「サケ・ドットコム」って書いてある! ワインだけではなく、もしや日本酒もブームなんですか?

 「男性がメインではありますが、女性にも人気が出つつあります。特に20代〜30代に人気ですね」とインタビューに答えてくれたのは興隆食品有限公司の周さんと慮さん。主に5つ星ホテルや高級ホテル、レストランなどに卸している。ちなみに好きな銘柄などはありますか? と尋ねてみると、特に決まった銘柄はないが大吟醸、との返答だった。ちょっと待って、何と一緒に飲むの?「中華料理にも合いますよ。ギョーザと純米酒とか」ほほう……いつもビールばかりだったので、今度試してみよう。

ハッピが似合う香港ガールズ

 この他にも会場には、日本でおなじみENOTECAのブースや、チョーヤ梅酒(!)のブースまであり、ワインだけではなくさまざまなお酒と共に楽しめる香港の食事情がうかがえた。3杯目のワインを注いでもらいながら、どこの国のワインが人気がある? とおばちゃんに聞くと、「フランスもドイツもイタリアも人気あるわよ」と、甘めの白のドイツワインを私に勧めながら返ってきた。

 私の好みはチリやアルゼンチンの南米系なんだけどなー、と思いながら反対側を見ると、スペインワインのブースを発見。おそらく南米系ワインも、会場内にはあったはずだ(残念ながら出会わなかったけど)。そのくらい圧倒的な数と種類が一堂に会したイベントなのだ。

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