筆者が一番気になったのは、エンジン始動時の振動。アイドリングストップ機能が付いているため、始動は頻繁に繰り返される。アイドリングストップからの再始動は実に反応が早い。しかし、ディーゼルだから仕方がないと思っていても始動時の振動は本当に大きく、かなり気になる。
加えて残念なのが、アクセルの踏み戻しを頻繁に行わなければならないような多少混雑した道路状況のときは、どうしても「カリカリ」というディーゼル特有の音が気になってしまう。一定速度で巡航できる道路が少ない都心などではどうしてもディーゼルであることを認識しなくてはならない。
総合的に見ると、本当にBMWのディーゼルは素晴らしいと思う。ハイブリッドカー、電気自動車(EV)、第3のエコカーに続いてディーゼルという選択肢が広がることは、購入者側にとっては非常に頭を悩ませる原因となる。
でも、悩みながら決めることも1つの楽しみだと思う。それぞれの特徴を把握しながら、自分のライフスタイルに合わせたクルマを選ぶ。クルマ好きにとってはいい時代が来たのかもしれない。
いつもの質問。「お前は買うのか?」に対する回答……「400万円以下なら即決でした!」
やっぱりちょいと高すぎるよね。ミドルクラスのセダンですから。クルマは本当に良かったと思う。自宅の小さな車庫にも入るし、日本で乗るには大きさもちょうどいい。
トランクもHVみたいに狭くないし、車内も思っていたよりも広い。デザインは前のモデルの方がやっぱり好きだなと思いつつも、最近見慣れてきて悪くない感じだし。障壁は価格だけです。
※この記事は、誠ブログ「BMW 320d(ディーゼル)ってどうよ?」を転載しています。
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