車外でアイドリング時の音を確認した後に、早速車へと乗り込む。エンジンがかかった状態でドアを閉めるとそれなりにカリカリという音が車内へと入ってくる。しかし、その音はごく小さなもので、音楽でもかけていたら分からないレベルでまったく気にならない。心配していた振動も、ガソリン車と大きく変わらない。
駐車場から、アクセルを開けながら道路へと出てクルマを加速させる。このときはさすがに「あ、ディーゼルだな」という音がする。しかし、これも昔のディーゼル車では想像もできないくらい静かだ。いわれてみればカリカリと音がするなあというレベルだが、気にし始めると気になってしまう。さすがに無音状態で加速させるとその音は大きく感じる。
でも、その音のマイナス面を考慮しても有り余るくらいに素晴らしい加速を見せる。「これが本当に2リッターのエンジンなのか?」と思わされるトルクフルな加速。
そして、アクセルを踏み込むと2000回転を超えたくらいからは、ディーゼルだということが分からないくらいスムーズに回るし、音もまるでガソリン車のようである。
ガソリン車と比べれば、一気にエンジンが回る気持ちよさは半減しているが、タコメーターが6000回転までしか表示されていないこともあって、針がグングン動いてエンジンがビュンビュン回っているような感覚だ。
「ところで、実燃費はどのくらい?」と聞いてみる。すると、約200キロ程度の道のりを、ほぼ高速道路だけで走ったところ、リッター20キロくらいだったという驚きの回答が。
「嘘だろ?」と思い、帰宅後に燃費情報をWebで調べてみるとどうやら本当らしい。ちなみに街乗りでの燃費はリッター13〜15キロ程度だという。ハイブリッドでもないし、燃料代がガソリンより安いことを考えると、大満足な数字だと思う。価格もガソリン車と比べると20万円違うが、減税のおかげで大きな差がなく購入できる。
Special
PR注目記事ランキング