足回りの進化もすぐに感じられるだろう。2.5リッターモデルは、今までの路線を受け継いでいるようだが、この2.0GT DITはひと味違う。
2.5リッターモデルに乗り慣れた人には、ちょっと堅く感じられるかもしれない。だからといって、決して堅すぎるという訳ではなく、多少荒れた路面でもうまくサスペンションが凹凸をいなしてくれる。
コーナリング中は大きくロールすることなく、まるで軽いクルマに乗っているかのような錯覚を覚えるほどにコーナーを駆け抜けることができる。この足回りのセッティングこそBP、BLモデルの進化形といえるのではないだろうか。このクルマは、ぜひ峠などのステージに持ち込んで走ってみたい。
今回、あまり大きく取り上げられてはいないが、マルチファンクションディスプレイがメーターパネル内に搭載され、インプレッサに比べて非常に見やすくなった。シートの素材変更を中心に、各部の高級感も増した。
なお、現時点では2.0GT DITに運転支援システム「EyeSight」の設定がない。しかし、このEyeSight搭載モデルは9月ごろの発売がすでにほぼ決定しているということなので、EyeSight付きがほしいならもう少し辛抱しよう。
ただ、残念なのはMTが消えたこと。MTの設定は復活するしないのだろうか? MTを待ち望んでいるスバリストも多いはず……。
今回はディーラーでの試乗で、本当に少しの時間しか乗ることができなかった。また、長い時間乗ることができる機会があれば、じっくりと楽しみ、もう一度書いてみたいと思う。
グレード | 2.0GT DIT |
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価格 | 359万1000円 |
サイズ | 4790×1780×1535ミリ(全長×全幅×全高) |
燃費 | ガソリン1リットル当たり12.4キロ(JC08モード) |
最高出力 | 221キロワット(300馬力)/5600rpm |
最大トルク | 400ニュートンメートル/2000〜4800rpm |
「いいことばっかり書いてるけど、おまえは買うのか?」といういつもの質問の回答は……「車庫に入るなら、マジで欲しい!」と、久々に思いました。正直BP、BLのころの軽快感が戻ってきたと思う。こりゃ、本当にいいレガシィが誕生したなあ。でも、やっぱりデザインがちょっと好きじゃないんだよな。
※この記事は、誠ブログ「新型レガシィ2.0GT DITってどうよ?」を転載しています。
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