レッスンの最初は1時間をかけて「カルテ作り」から始める。どんなレッスンでも、まずはコーチがスイングを見て受講者のレベルを把握し、適切な指示を与えるものだが、GolfTEC by GDOでは「いつまでに、どういうゴルファーになりたいのか」という問診から始める。
この問診は、「一番気になっている悩みは何か」「コースに出た場合、嫌な思いをしたことはないか」「いつも一緒にプレーしている人で、この人には負けたくないという人はいるか」といった技術的なものから精神的なものまでを聞き出していく。続けて「ウッド」「アイアン」「100ヤード以内のアプローチ」「グリーン周りの寄せ」「バンカーショット」「パッティング」「コースマネジメント」の苦手意識に順位をつけ、1週間にレッスン以外で練習に当てられる時間や、1年後にどのようなゴルファーになるのかという目標を決める。
さらに、動画によるスイング診断を実施。タイガー・ウッズなど米国のプロゴルファーのスイング動画と比較しながら、理想的なスイングとはどのようなものかを学び、自分のスイングの改善ポイントをコーチと一緒に細かく見つけだしていく。これらを総合して、目標を達成するまでのロードマップ(何を何週間で身につけていくのか)を作成し、達成者は施設の廊下で表彰するという。
スイング診断やレッスンでのコーチとのやり取りや診断画像は専用の動画として保存し、受講者がいつでもオンライン上で復習できるようにするのもGolfTEC by GDOの特徴の1つだ。体験したうえでの個人的な感想を1つ加えるとしたら、「動画や数値化によってダメ出しされたのと同じ数だけ、コーチがいいところを見つけて積極的にほめてくれた」ということだろうか。ほめて伸ばすというコーチングスタイルも米国流だと感じるのだった。
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