六本木に米国生まれの室内ゴルフスクール「GolfTEC by GDO」(2/3 ページ)

» 2012年05月24日 16時00分 公開
[Business Media 誠]

米国で蓄積した16年間のレッスンノウハウを日本語化

 「GolfTEC by GDOの大きな特徴は、1レッスン30分で完全マンツーマンの個室レッスンです。これを1回当たり4000円〜6000円という価格で提供します」(石坂社長)

 既存のゴルフレッスンの多くはグループレッスン。仮に1時間のレッスンだとしても、コーチが直接指導する時間は10分程度になることが多い。また、個人レッスンの場合はレッスン料も割高となる。GolfTEC by GDOの「1レッスン30分」という長さは、米GolfTECの16年間のノウハウから「1回当たりで覚えられ、実践できる長さ」として決まったという。また、回数券制(5回〜52回)を採用する。

 「2つ目の特徴は、リアルとITの融合です。既存のインドアレッスンでも動画撮影をするところはありますが、GolfTEC by GDOでは動画撮影に加えて受講者にモーションセンサーを装着してもらい、スイングを数値化します。既存のレッスンで課題となっていたのは、コーチと受講者とで使っている『言語』が異なってしまい、分かったような分かってないような状態となってしまったこと。これを数値化することで、受講者が『腹落ち』して練習することが可能になりました」(石坂社長)

GDO 肩と腰にモーションセンサーを装着

 例えば、記者の場合、2年ぶりにゴルフクラブを握ることとなったが、当時指摘されていた欠点(スイングの途中で右腰が後ろに逃げてしまい、トップの位置が行き過ぎる)をすっかり忘れてしまっていた。これを、肩と腰に装着したモーションセンサーで数値化(肩の回転角度、左右の傾き、前後の傾き、腰の回転角度、傾きの5つを数値化)する。

 既存のレッスンでは動画によってスイング姿勢を確認し、修正を繰り返していくが、GolfTEC by GDOではリアルタイムに数値化したデータから「理想的な数値」内に収まるよう、スイング中にビープ音(警告音)が鳴る。上記のような記者の欠点を直す場合は、「トップの位置を下げましょう」という感覚的な指摘ではなく、「腰の回転角度を理想の角度内で止め、回転し過ぎてビープ音が鳴らないようにスイングしましょう」といった練習になる。

GDO 体験記者によるレッスン前とレッスン後の動画比較。腰の回転(hip turnの値)が抑えられた結果、肩の回転(sh turnの値)も行き過ぎなくなった

 個人レッスン以外にも、30分単位で自主練習も可能。スイング動画の撮影と再生は自由に行えるようになっているので、予習や復習に向く。7月1日からはコーチと一緒に最適なゴルフクラブを選べるクラブフィッティングサービスも開始する。気に入った用品があれば、GDOのWebサイトで注文して自宅に届けたり、スタジオやゴルフ場で受け取ったりできるという。

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