どちらかというと厳粛な雰囲気を感じさせるバーゼルの街並みだが、バーゼルワールドの会場周辺まで来ると、一気に華やぐ。メインホール(ホール1)の前にはレストランやバーの出店が並び、着飾った人々がにぎやかに談笑に講じている。
国際的なイベントだけあって、さまざまな国から人が集まっており、あちこちでドイツ語、フランス語、英語、中国語、日本語が入り混じって飛び交う。ただどの人にも共通しているのは、身なりがきちんとしていること。多少、下世話な言い方になるが「お金持ってそうだな……」と感じさせる人が多いのは事実だ。
普段、こういうセレブな世界にまったく縁がない筆者にとってアウェー感がひときわ強い中、ラフな格好でカメラを担ぐ同業者を見つけると、何だか少しほっとする。
もちろん、華やかな会場周辺から一歩離れて裏通りに入ってみれば、そこにはバーゼル市民の普段の生活空間が広がっている。
普段、この街で静かに暮らしている人々は、年に一度のこのお祭りをどのように見ているのだろうか。ちょっとだけ気になった。
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