最近疲れやすい、朝がつらい。それ、もしかして鉄分不足の貧血かもしれません。
貧血にはいろいろな原因があるのですが、多くは体に鉄分が足りないことによる貧血(鉄欠乏性貧血)だといわれています。特に女性は、毎月の生理で大量の鉄が失われてしまうので、鉄を積極的にとる必要があるといわれているのです。
ところで、健康診断の血液検査の項目にも入っている「ヘモグロビン」って一体何者なのか知っていますか?鉄分不足の貧血には、このヘモグロビンが大きく関わっているのです。
血液の中には赤血球、白血球、血小板と呼ばれる3種類の細胞がたくさん含まれていて、血管を通ってずーっと体中を駆け巡っています。ヘモグロビンはその3種類のうちの赤血球に含まれているたんぱく質です。ヘモグロビンのすごいところは、酸素とくっつくことができるところで、ヘモグロビンのおかげで肺からとりこまれた酸素が全身にいきわたることができるのです。
このヘモグロビンを作るためには「鉄」が必要なのです。
もし鉄分が不足してヘモグロビンを作ることができなくなると、体中が酸素不足になってさまざまな障害をおこし、ついには酸素がなくなったところから死んでいきます。
えー! 貧血の人は死にかけてるってこと? いいえ、実際はそうならないために、心臓がいつも以上にがんばって働き、体に酸素をいきわたらせようとします。
しかし、結果として体中に負担をかけてしまうため、カラダがだるい、疲れやすい、動悸や息切れがする、めまいや立ちくらみがある、頭が重い、肌荒れ、顔色が悪くなる、のような症状が現れてしまいます。
鉄分不足は他にもさまざまな症状を引き起こし、うつ病になりやすくなるなどともいわれているのです。もし、思い当たる人は病院で貧血の検査をしてみましょう。
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