インタビュー
» 2014年12月17日 08時00分 UPDATE

仕事をしたら“1億8000万枚”売れた:海外に広がる小林製薬の「熱さまシート」――成功の裏に何が起きていた? (1/6)

熱が出たら「水でしぼったタオル」ではなく、各社から販売されている「冷却シート」を利用する人も多いのでは。冷却シート市場トップを走る小林製薬の「熱さまシート」は日本だけでなく、海外でも広がりつつあるのだ。

[土肥義則,Business Media 誠]

 「熱が出たらタオルを水で濡らして絞り、額に置く。『水まくら』や『氷のう』で頭を冷やす」――。その昔、風邪をひいて熱が出たときには、このような対応をしていたはず。しかし、20年ほど前に登場したある商品によって、冷たいタオルや水まくらを手放した人も多いだろう。その商品とは「冷却ジェルシート」(以下、冷却シート)だ。

 国内の冷却シート市場は47億円と言われているが、大阪に本社を置く小林製薬は53%のシェア(2013年4月〜2014年3月)を維持する。国内では競合他社を大きく引き離し、さらに海外でも「熱さまシート」がじわじわ人気を集めているのだ。

 日本で「熱さまシート」が発売されたのは1994年のこと。海外展開はその2年後の1996年、香港からスタートした。その後、東南アジア、米国、欧州などに販売エリアを拡大し、現在では世界約20カ国で展開。国内外の売上比率をみると、2014年度に初めて海外売り上げが国内を上回ったのだ(国内48%、海外52%)。

 「熱さまシート」は世界で年間1億8000万枚ほど売れているそうだが、なぜここまで普及したのか。今後の成長が期待される東南アジア市場を受け持つ秋田浩司さんに話をうかがった。聞き手は、Business Media 誠編集部の土肥義則。

yd_kobayashi1.jpg マレーシアでは「KOOL FEVER」という名前で販売している
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