キラリトの松尾澄子社長
オンラインゲームというと、流行り廃りが早いというイメージがあるが、グラフィックの世界にも“流行りの絵”はあるのだろうか。
「ありますね。私たちの仕事で大切なのは、トレンドを早く見つけて、それに適したクリエイターを見つけなければいけません。いま売れているゲームは何か? どういったところがウケているのか? といったことを分析して、次のトレンドを見つけていかなければいけません」
素人にはなかなか分からないかもしれないが、いまの流行っている“手”とか、いま多くの人に指示されている“雲”とかがあるそうだ。ところで、グラフィックのクリエイターってどんなタイプの人が向いているのだろうか。
「いろいろな要素が必要ですが、粘り強い人が向いていますね。ゲーム会社の意図を汲み取って、最高の絵をつくらなければいけません。1枚描いて、それがOKであればいいのですが、なかなかそうはいきません。なので、粘り強く、何度も何度も最高の絵を作ることができる人が向いていますね」
ゲームといえば一発ドカンと当たれば、ボロもうけ……そんなイメージもあるが、同社に所属するクリエイターの収入はどのくらいなのだろうか。「専業でやって、サラリーマンの年収くらい稼ぐ人もいますね」。すぐに一攫千金とまではいかないが、絵を描くのが得意&粘り強い……という人はチャレンジしてみてはいかが?
- プロのポーカープレイヤーって何? 優勝賞金5000万円を手にした男に聞く
2012年の世界大会で優勝賞金5000万円を獲得した、プロ・ポーカープレイヤーの木原直哉氏。東大卒のキャリアでポーカーを生業とする道を選んだ木原氏は、どのような思いでポーカーと向き合っているのだろうか。
- ネトゲ婚はアリ?――廃人同士で結婚してみた
「ネトゲで結婚する人っているのですか?」と取材でよく聞かれ、その度にお茶を濁してきた。「目の前の私がそうです」と言ったら喜ばれたのだと思うが、この件は誤解のないように自分自身の手で書きたいと思っていた。ネトゲ婚を持ち上げる気も卑下するつもりもないが、そろそろ1つの事例として文字にしておこうと思う。
- “暇つぶし”とは何か――ゲーム中でも「暇だ」と思う理由
ゲームのきっかけとして挙げられる“暇つぶし”。しかし、ユーザーは、文字通り「暇な時間にあふれている」のだろうか。動画を見ながらゲームをする、電車に乗りながらゲームをする、放置ゲームをしながら別のタスクをするなど、むしろマルチタスクなゲームプレイで忙しそうだ。アンケート調査から、改めて暇つぶしの意味を考える。
- ソーシャルゲームにお金を払う理由、払わない理由
急速に市場が拡大している一方、消費者庁によるコンプガチャへの規制も発表されたソーシャルゲーム業界。お金を使った経験のある人の中には、月に10万円以上使ったことのある人もいるようだ。
- ソーシャルゲームユーザーは、いつ財布を開くのか――顧客満足度とマネタイズの関係
どんなに面白いゲームを開発しても、せいぜい10%台の課金率というソーシャルゲーム。日々刻々と変化するユーザーの気持ちを追いながら、マネタイズのタイミングを判断するための「満足度曲線」理論を紹介する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.