ココッパをダウンロードしているのは、どんな人なのだろうか。アプリ利用者の98%は女性、しかも90%以上が10〜20代の女子だ。国別にみると、米国が最も多く35%、次いで日本が16%、台湾5%、ドイツと英国が4%と続く。ココッパを開発したのは日本の企業だが、ユーザーの84%が外国人――というのも、このアプリの特徴だ。
数字がたくさん並んでしまったが、ここでココッパがどんなアプリなのかを紹介しよう。ひとことでいえば、スマホの待ち受け画面をカスタマイズできる「きせかえコミュニティアプリ」だ。クリエイターが投稿した素材(アイコン、壁紙、ホーム画面)を使って、ユーザーは待ち受け画面を“きせかえる”ことができる。またSNS機能を備えており、クリエイターに対して、ユーザーが「今度はこんなデザインのアイコンをつくってくださいねー」といったリクエストもできるのだ。
ここまで読んで、勘のスルドイ読者はこのように感じたのでは。「要するに、ココッパは『スマホの画面をかわいくしたい』という女子のニーズにぴったりハマったわけでしょう? 携帯電話のときも同じようなサービスがあったよね」と。正解。これで10代女子との会話も困らない……と言いたいところだが、この媒体名は「Business Media 誠」。「Business」という冠が付いているからには、ビジネスパーソンにとって、有益な情報を提供しなければなるまい。
「たいしたプロモーションをしていないのに、なぜ世界中に広まったのか?」「ダウンロード数が2000万を超えたということは、“第ニのLINE”のように化けるのではないか?」「どうやってもうけているのか?」――そんな“ギラギラ”した話を聞きたいと思っている人もいるだろう。そこで、同社・CocoPPa事業部のマネジャーを務めている千島茂(ちしま・しげる)さんに話をうかがった。聞き手は、Business Media 誠編集部の土肥義則。
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