なぬ? 「CocoPPa(ココッパ)」を知らない? Youは遅れているねえ仕事をしたら“10代女子”が集まった(6/7 ページ)

» 2014年03月05日 08時05分 公開
[土肥義則Business Media 誠]

マネタイズの方法

米国ではプシーンが売れている

土肥: 次に、マネタイズについて聞かせてください。

千島: キャラクターの「きせかえセット」を販売しています。例えば、ドラえもん、スヌーピー、ハローキティといったキャラの中から気に入ったモノがあれば、アイコンや壁紙用に買うことができます。

土肥: 米国ではどんなキャラが売れているのですか?

千島: Pusheen(プシーン)というネコが売れています。Facebookのメッセンジャーで見ることができますね。

土肥: (Facebookのメッセンジャーを見て)あー、コレですね。無料のスタンプで、「グレーのカワイイぽっちゃり猫」と書かれています。ウチのY編集長も愛用していますが……私としては「ナニ、コレ? どこがかわいいの?」といった感じ。

千島: 日本でもよく売れているんですよ。

土肥: ほー。日本女子の間では“プシーンファン”がいるんですね。意外。一方、ドラえもんなど日本発のキャラは、海外で支持されているのでしょうか?

千島: 特に、台湾で売れていますね。最近では、米国でも売れ始めています。

土肥: なるほど。このほか、どんな形で収益を得ているのでしょうか?

千島: タイアップ型の広告を試験的に実施しました。これまでに、日本ロレアル、日本コカ・コーラ、KDDI……合計3社で行い、現在は商品設計をしている段階です。

土肥: それはどういったものでしょうか?

千島: クライアントのページを設けて、ユーザーはそこから“きせかえセット”をダウンロードすることができます。アイコンのデザインが企業のキャラクターなどになっているので、中には「それはちょっと……」と思う人もいるでしょう。ただ、ダウンロードした人は自発的に行ったことなので、「このアイコンは、○○会社のモノだ」と認識して使っていると思います。

 広告効果はあるのですか? とよく聞かれるのですが、スマホ利用者は、1日に130回ほどホーム画面を見ています。なので企業のロゴや広告が入れば、ブランド訴求につながるのではないでしょうか。

企業のタイアップ広告。「メイベリン ニューヨーク BABY LIPS」をイメージしたホーム画面

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