土肥: 次に、マネタイズについて聞かせてください。
千島: キャラクターの「きせかえセット」を販売しています。例えば、ドラえもん、スヌーピー、ハローキティといったキャラの中から気に入ったモノがあれば、アイコンや壁紙用に買うことができます。
土肥: 米国ではどんなキャラが売れているのですか?
千島: Pusheen(プシーン)というネコが売れています。Facebookのメッセンジャーで見ることができますね。
土肥: (Facebookのメッセンジャーを見て)あー、コレですね。無料のスタンプで、「グレーのカワイイぽっちゃり猫」と書かれています。ウチのY編集長も愛用していますが……私としては「ナニ、コレ? どこがかわいいの?」といった感じ。
千島: 日本でもよく売れているんですよ。
土肥: ほー。日本女子の間では“プシーンファン”がいるんですね。意外。一方、ドラえもんなど日本発のキャラは、海外で支持されているのでしょうか?
千島: 特に、台湾で売れていますね。最近では、米国でも売れ始めています。
土肥: なるほど。このほか、どんな形で収益を得ているのでしょうか?
千島: タイアップ型の広告を試験的に実施しました。これまでに、日本ロレアル、日本コカ・コーラ、KDDI……合計3社で行い、現在は商品設計をしている段階です。
土肥: それはどういったものでしょうか?
千島: クライアントのページを設けて、ユーザーはそこから“きせかえセット”をダウンロードすることができます。アイコンのデザインが企業のキャラクターなどになっているので、中には「それはちょっと……」と思う人もいるでしょう。ただ、ダウンロードした人は自発的に行ったことなので、「このアイコンは、○○会社のモノだ」と認識して使っていると思います。
広告効果はあるのですか? とよく聞かれるのですが、スマホ利用者は、1日に130回ほどホーム画面を見ています。なので企業のロゴや広告が入れば、ブランド訴求につながるのではないでしょうか。
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