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» 2013年08月15日 07時00分 UPDATE

伊吹太歩の世界の歩き方:ケネディの娘は父が果たせなかった「日本への想い」を成し遂げるのか? (1/3)

次期駐日大使に指名されたキャロライン・ケネディ。もう1つの候補だったカナダではなく、任地に日本を選んだJFKの娘が胸に抱くものは何なのだろうか?

[伊吹太歩,Business Media 誠]

著者プロフィール:伊吹太歩

世界のカルチャーから政治、エンタメまで幅広く取材し、夕刊紙を中心に週刊誌や月刊誌などで活躍するライター。


 キャロライン・ケネディが駐日大使に指名された。日本の外務省は指名を歓迎し、「わが国としては、キャロライン・ケネディ氏と緊密に連携・協力して、米同盟のさらなる強化に努めていく考えです」との声明を発表した。

 ケネディといえば「米国のロイヤルファミリー」といわれるほどの政治家一家だが、故ジョン・F・ケネディの長女が駐日大使になるというのは一体どういう意味があるのか。

 そもそもキャロライン・ケネディが駐日大使に指名された理由については、米大統領選でオバマを支持した論功行賞という見方が大半だが、ただそれだけではなさそうだ。そこにはケネディ元大統領と日本の因縁がある。

大使に求める能力、それは大統領とのホットライン

 駐日大使は対日外交を取り仕切るわけではない。つまり、誰が大使になろうが、外交においてそこまで大きな意味はない。日本の政治家らは、定期的に大使館にいる米外交官との情報交換を行うが、大使はせいぜいパーティに参加したり、行儀事に顔を出すという程度の仕事を行う。

 となれば、米政府は駐日大使に何を求めているのか。それについてはキャロラインが指名された直後に、取材に応じたカート・キャンベル前米国務次官補が答えている。

 「大使に求めるものは、大統領と電話で話せる人物かどうかだ。米国内で、電話で最も早くオバマを捕まえられるのは、彼女しか思いつかない」

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