この公務員のように「まず収入の一部を貯金してから、残った額の中で支出をしていく」というのが、「ダム」の中身を増やすうえでは重要です。
これが前回紹介した「お金持ちになる法則その1 自分のために働き、自分のお金をつくる」ということです。
しかし、先に説明したように、今のような消費社会で生きているとなかなか難しいというのも現実です。だから、多くの人の「ダム」は「ほとんど水が残っていない」というのが恒常的な状態になってしまっています。
まずは、「ダム」の水の量をゆっくりでもいいから徐々に増やしていく、というのが理想の状態です。そのためには、次の4つのステップを意識することが重要になってきます。
私はいつも月初には必要な支出をすべて現金で引き出し、それぞれを「予算の封筒」に配分します。
「予算の封筒」には、「生活費予算」のほか「交通費予算」「飲食費予算」「交際費予算」 などがあります。月内の予定支出のお金をすべてカテゴライズされた封筒に入れてしまうのです。そして月内は、その範囲内で生活するようにします。
予算内で収めるコツは、それぞれの予算の金額の4分の1を計算して、毎週その金額内で生活するように心がけること。週単位で支出額をセーブするのです。
本連載では詳しくは解説しませんが、不動産投資家である泉正人さんが書いた『お金の教科書』(ダイヤモンド社)などは良書ですから、お金を貯めるうえで参考にしてください。
次回は、お金持ちが持っている「2つのゴールドリバー」について。
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