リスニングが苦手だろうと、文法が苦手だろうと、860点以上を狙うなら残念ながら捨てられる所などもうありません。Part2やPart5は、1年に1度出るか出ないかの問題もちゃんと取り、ヤマを張るのが難しい語彙問題や語法問題もそんなに落とせません。「こんなの出るのかな?」と思う所も広く勉強しておかないといけません。沢山勉強してしっかりとした対策を立てておきましょう。
そしてPart7も最後まで行けることが前提になりますから、最後まで解き切れるスピードも身につけておかなければいけません。
目標正答数の目安
目標正答数の目安
実際はもう少し間違えても大丈夫かもしれませんが、念のためこれくらいを目標にしておきましょう。
この目標レベルであれば、頻出領域に絞っておらず勉強する範囲が広い、通称「イクフン本」が使えます。著者名がイ・イクフンであるので、こう呼ばれています。人気のイクフン本としては、『極めろ!リスニング解答力TOEIC TEST』『極めろ!リーディング解答力 TOEIC TEST Part7』(スリーエーネットワーク)などがあります。頻出領域をきっちり押さえたほうがいい中級者には向かないと思いますが、めったに出題されない問題も取らなければいけない860点目標の人が使うには、とてもいい教材です。
(次回は、「ハイスコアは何歳になっても取れる」について)
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