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» 2013年05月01日 08時01分 UPDATE

田原総一朗VS. 水道橋博士のテレビと著作権(前編):ネットを使ってテレビを見るのは、そんなにダメなの? (1/6)

動画サイトにアップロードされているテレビ番組は、かなりの数にのぼる。しかしそれらの番組のほとんどは、テレビ局によって消されてしまう。ネット上でテレビ番組を見ることができるようになると、どのようなメリットがあるのか。田原総一朗氏と水道橋博士が語り合った。

[COLABORAジャーナル]

 インターネットに流れるテレビ番組に関するニュースは「視聴率がとれない」「番組打ち切り」といった寂しい話題が多い昨今。そもそもテレビを持っていない若者も増えてきています。しかしソーシャルメディアに流れてくる話題を見れば、テレビ番組に関する話題が多いのも事実。違法に動画サイトにアップロードされたテレビ番組は、かなりの視聴数を稼いでいます。しかしそれらの動画はテレビ局によってすぐに消されてしまいます。インターネットを使ってテレビ番組が見られることは本当にダメなのか。インターネットを使ってテレビ番組が見られるようになるとどのようなことが起きるのか。田原総一朗さんと水道橋博士に語っていただきました。

※本記事は、COLABORAジャーナルで掲載された記事を一部修正し、転載したものです。

テレビと著作権:

田原総一朗(ジャーナリスト)

1934年4月15日生まれ、滋賀県出身。早稲田大学文学部卒。岩波映画を経て、東京12チャンネル(現:テレビ東京)に勤務。ディレクターとして製作した「ドキュメンタリー青春」シリーズでは取材対象者に肉薄する独特の取材手法で注目を浴びる。77年よりフリー のジャーナリストに。現在、評論家、ジャーナリスト、「朝まで生テレビ」の司会者として活躍中。田原総一朗の公式サイト

水道橋博士(タレント)

1962年8月18日生まれ、岡山県出身。86年にビートたけしに弟子入りし、翌年、玉袋筋太郎とともにお笑いコンビ「浅草キッド」を結成する。テレビやラジオを中心に活躍の場を広げる一方で、ライターとしての才能を開花させ、雑誌にコラムやエッセイを執筆する。近著に電子書籍「藝人春秋」がある。現在、文藝春秋の週刊文春で「週刊藝人春秋」を連載中。水道橋博士の「博士の悪童日記」


表現や発言をより多くの人に見てもらう意義

yd_taidan1.jpg 水道橋博士(左)と田原総一朗氏(右)

水道橋:この対談はインターネットと著作権について考えていくWebサイトに掲載するためのものでして、今回はテレビとインターネットというテーマで田原総一朗さんと対談をすることになりました。

田原:本題に入る前にちょっと聞きたい。なんで今著作権の問題なの?

水道橋:それはやっぱり著作権に関するルールが分かりにくいからだと思いますよ。

田原:分かりにくいと何が困るの?

――誰かが作った作品を使って何かをしようとするとき、その利用の仕方が適法か違法か、ユーザーが判断がつかないケースが増えているんです。

水道橋:テレビとインターネットというところで考えていくと、まずテレビ番組をインターネットで見られるようにすると利益がある、という感覚がいまひとつ理解されていないところがあると感じています。若い人たちからすれば「なに言ってるんだ」って感じだと思うんですけども。例えば実際今、インターネットにテレビ番組がユーザーによって勝手にアップロードされているという状況がありますよね。

田原:YouTubeのことね。

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