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» 2013年02月20日 08時00分 UPDATE

ネイティブに伝わるビジネス英語:英語で会社名を尋ねるときのソフトな定番表現とは? (1/2)

第9回は、来客を迎えるときに使えるフレーズです。日米での名刺マナーの違いなども紹介します。

[デイビッド・セイン,Business Media 誠]

集中連載「ネイティブに伝わるビジネス英語」について

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 本連載は、日本人の英語を知りつくしたベストセラー英語教師、デイビッド・セインさん執筆の書籍『出社してから帰るまで ネイティブに伝わるビジネス英語700』『30秒英語プレゼン術 エレベーター・スピーチでビジネス英語のレベルが一気に上がる!』『打ち合わせから出張まで ネイティブに伝わるビジネス英語 ワンランクアップ編』(アスコム刊)から一部抜粋しています。

 ――あなたは残念な英語になっていませんか? ビジネス英語では、日常英会話よりもさらに、伝えたいことが正確に、はっきりと伝わることが大切です。

 でないと、思わぬ誤解から、仕事が失敗に終わったり大きな損失を出してしまったり、相手を怒らせてしまう可能性があるのです!

 しかし、実際のビジネスシーンでは「使ってはいけない表現」を使ったり、「誤解されやすい表現」を使ったり………。残念なビジネス英語が飛び交っています。そして、そのことに気付いていないのは話している本人だけだったりします。

 書籍では、使ってはいけない表現と、ネイティブに「ちゃんと伝わる」表現を紹介しています。


 日本人の英語を知りつくしたベストセラー英語教師、デイビッド・セインさんによる連載「ネイティブに伝わるビジネス英語」。第9回は、来客を迎えるときに使えるフレーズを取り上げます。

 →連載「ネイティブに伝わるビジネス英語」バックナンバーはこちら

チャプター9:来客を迎える編

 まずは、意味は似ていますがネイティブには伝わりにくい表現から。

失礼ですが、会社名は……?

  • And you're with ……?
  • Where do you work? ←ネイティブには伝わりにくい表現

 Where do you work? 「どこの会社か、言って」は顔を合わせている人に対してもストレート過ぎる問いです。ましてや顔の見えない相手から受話器を通してこう言われれば、相手はムッとするはずです。

 What company do you work for? 「どちらの会社にお勤めでしょうか?」を短くしたAnd you're with……? は、会社名を尋ねるときのソフトな定番表現です。


お茶をどうぞ

  • Please have some tea.
  • Please drink it while it's hot. ←ネイティブには伝わりにくい表現

 日本では、来客にお茶を出して「熱いうちに召し上がってください」と言い添えるのはとても丁寧なおもてなしの言葉ですが、米国ではそんな熱い飲み物は飲めないと感じている人もいます。

 ですから、while it is hot.「熱いうちに」はピンとこないかもしれません。簡単にPlease have some tea.「お茶をどうぞ」でOKです。It's better when it's hot.「熱いときの方がおいしいですよ」の一言を添えるのもよいでしょう。


コラム:日本と米国の名刺交換事情

 名刺は社会で働く日本人にとって、とても大切です。名刺を持たずに商談に出向くことなど考えられません。例え、茶髪でロン毛の今風の若者でも、ほとんどの人は仕事をしている限り、名刺を携えて仕事に臨みます。

 名刺は自分の名前や役職を覚えてもらうためのものであり、同時に相手の情報を得るための重要なツールです。ですから、まず出会ったときには名刺交換。名刺の扱いも丁寧です。両手で丁寧に差し出し、相手の名刺も両手で大切に受け取ります。机の上に、きちんと並べて顔と名刺を一致させながら話を進める人もいます。

 しかし、米国人は違います。片手で渡し、片手で受け取り、そのままポケットにしまってしまう人もいるかもしれません。さっとポケットに納めるために、2つに折り曲げるかもしれません。机の上に置いて、名刺の裏面をメモ代わりに使う人もいるかもしれません。

 「そんな、とんでもない!」と日本人は仰天するでしょう。日本人はすべての名刺を名刺フォルダーにきちんと整理するほど大切にしているのですから。でも、これは単に名刺に対する日米の文化の違いなのです。決して米国人があなたという人間に何か含みを持っているということではありません。米国人にとって、名刺は情報が書き込まれているメモ書きにすぎないのです。

 外国人とビジネスをするのは、そのような文化的ギャップを理解することでもあります。多少の違いはおおらかに笑ってやり過ごせる気持ちが大切です。

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