英語で会社名を尋ねるときのソフトな定番表現とは? : ネイティブに伝わるビジネス英語 (2/2 ページ)
[デイビッド・セイン,Business Media 誠 ]
ここからは、いくつか例文を紹介します。
How can I help you? (いらっしゃいませ)
「ご用件は?」のニュアンスで、最もよく使われるのがこの表現です。電話以外に、接客のときも使えます。
May I ask the purpose of your visit? (ご用件を伺ってもよろしいでしょうか?)
「ご訪問の目的を伺ってもよろしいでしょうか?」が直訳です。
Are you Mr.Smith? We've been expecting you. (スミス様ですね、承っております。)
We've been expecting you.は「あなた(が来ること)をお待ちしておりました」が直訳です。
Thank you for coming today. (このたびはご足労頂きまして。)
「今日は来ていただきありがとうございます」が直訳です。
He'll be here in just a moment. Please wait for just a little longer. (すぐにまいりますので、もうしばらくお待ちください)
「もうしばらく」はfor just a little longerです。
Have a seat while you wait, if you'd like. (よろしければお掛けになってお待ちください。)
「おかけください」はHave a seat.でSit downではありません。
Could you please wait here? (こちらの部屋でお待ちください。)
「こちらでお待ち頂けますか?」が直訳です。類似表現にI'd like to ask you to wait here.「こちらでお待ちください」などがあります。
入口の扉を手でおさえ、客人を先に通すときの決まり文句です。「あなたの後にまいります」が直訳です。類似表現にPlease go in.「どうぞお入りください」などがあります。
Let me hang up your coat. (コートをお掛けしましょう。)
類似表現にLet me get your coat.「コートをお預かりします」やI'll get you a hanger.「ハンガーをお持ちします」などがあります。
Here's some tea. (粗茶ですが。)
「お茶ですが、よろしければどうぞ」が直訳です。粗茶は日本独自のへりくだった言葉です。
Please relax. (楽にしてください。)
ビジネスシーンで非常によく使われる定番フレーズです。「お楽にしてください」「おくつろぎください」といったニュアンスです。
My name is Yuka Kato. I'm happy to meet you. (加藤由香と申します。よろしくお願いいたします。)
I'm happy to meet you.は「お会いできてうれしく思います」という意味ですが、初対面のあいさつでは「どうぞよろしく」のニュアンスが強くなります。類似表現に、Hi, I'm Yuka Kato. I've been looking forward to meeting you.「加藤由香です。お会いできるのを楽しみにしておりました」などがあります。
I'm afraid I'm out of business cards. I'm very sorry. (あいにく名刺を切らしていまして、申し訳ありません。)
out of……で「……を切らしている」という意味になります。「名刺」はbusiness cardです。
次回は、客先を訪問する編です。
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