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» 2012年09月28日 13時30分 UPDATE

知っておきたいニュースな言葉:サラリーマンの小遣いが、下がるのは20××年 (1/3)

「お小遣いが足りない。毎月、やりくりが大変」という人も多いのでは。新生銀行が行った調査によると、サラリーマンのお小遣いは30年前の水準にまで逆戻りした。気になるのは今後のこと。上がるの? それとも下がるの?

[土肥義則,Business Media 誠]

 「給料がなかなか上がらないので、自由に使えるお金が減ってきている」という人も多いのではないだろうか。昼食代をワンコインで済ませたり、飲みに行く回数を減らしたりして“節約”に励んでいる人が増えているという。

 サラリーマンのお小遣いは30年前の水準に逆戻り。バブル期の頃の約半分に縮小してしまった――。会社で働く人たちにとって厳しい懐事情が、新生銀行の調査で明らかになった。

2人のプロフィール

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大手町先輩:経営戦略室のエリート社員で、マコの先輩。とにかくいろいろなことに詳しい。なぜか、たまに関西弁でしゃべる。

マコ:大企業の経営戦略室で、大手町先輩のアシスタントとして働く。社会人1年目。時事問題にめっぽー弱く、社会人としてはまだまだ。先輩から何を言われてもへっちゃらな性格。


サラリーマンのお小遣い

マコ:大手町先輩って、お小遣いいくらですか?

大手町:い、いきなりなんだ?

マコ:当ててみましょうか? うーん……4万円!

大手町:なっ! なんでそれを……。

マコ:図星でしょう? だってサラリーマンの平均お小遣いは「3万9756円」って、ニュースで言ってましたから。まあ、そこそこ働いていて、そこそこの給料をもらっている先輩だったらこれくらいのお小遣いかと。

大手町:そこそこ、そこそこ……って、なんか気になるなあ。

 サラリーマンのお小遣いはバブル崩壊後、上下の波はあるものの、下降トレンドが続いているんだ。新生銀行が行った調査によると、2012年にはバブル崩壊後、ワースト3位。約30年前の1981年(4万833円)と同じ水準になってしまったんだ。

yd_news1.jpg サラリーマンのお小遣い額。30年の変遷(クリックして拡大、出典:新生銀行)

マコ:30年前なんて、私、生まれていませんー。どんな時代だったんですか?

大手町:今と違って、物価の上昇が続いていたんだ。例えば81年には郵便料金が値上げされ、ハガキ1枚が40円に。翌年の82年には、国鉄の初乗り運賃が5年連続の値上げされ120円に。その年のお小遣いは「3万4100円」まで下落して、20代の間では昼食代節約のために弁当を持参する人が増えたんだ。

マコ:お小遣いが減れば弁当派が増える……なんとなく今と似ていますね。

大手町:そうだね。ちなみにお小遣いが最も多かったのは、何年だと思う?

マコ:うーん、いつかな? やっぱりバブル期ですか?

大手町:正解! 1989年12月に日経平均株価は最高値の3万8915円になって、その翌年には「7万7725円」まで上昇したんだ。

マコ:すごーい。いまのサラリーマンの倍近くあったんですね。

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