株式会社Z会教材編集部理科課長(兼小学生コース教材担当)。幼児から大学生・若手社会人の教育に携わるZ会で、理科の教材編集に携わる社員のマネジメントと、小学生向け商材の開発担当を担う。前任はWeb広告宣伝・広報・マーケティングなどを担当。
先日、トランスコスモスの萩原雅之理事が、Facebookで次のような投稿をしていました。
低い評価が集中していた楽天Koboのレビューがまるごと消えてしまった。仕方ないとも思うが、該当ページに表示される「サーバへのアクセスが集中し、ページを閲覧しにくい状態」はないだろう。ほかの商品のレビューは見られるのだから。「みんなのレビュー」の検索結果にもKobo本体のみ結果に出てこなくなっている。
(ここに該当サイトへのリンクがありましたが、本記事の内容とは無関係なため、省略します)
これだけ評判形成プロセスが可視化されている社会にあって、このような状況に陥っても正直が最大の戦略だと思う。ついでに言えば会社としての決定を楽天のどのレベルの責任者が決定し、実行しているのかは興味がある。
激しく同意します。世の中、何でいまだに隠そうとする経営幹部層が多いのでしょう。世の中、何でいまだに悪評から目をそらそうとするのでしょう……。
萩原さんもおっしゃっているように、正直であることは人として、会社として「人格者たるべき」という精神論のみならず、戦略上もその方が競争優位に立てる(あるいは、劣位からの挽回が早くなる)ということの方が、ずっと大切なポイントなんです。
「評判形成プロセスが可視化されている社会」なんですから、隠してもバレます。そして、隠そうとする人ほど、「隠した行為」そのものがバレます。余談ですが、「隠してもバレる」とわきまえていない人ほど、「隠し方」も知らないものです(「隠してもバレる」世の中が見えていないわけですから、隠れた気になってもすぐ見つかっちゃう、というわけ)。
「隠した行為」そのものがバレると、ブランドの著しい毀損につながりますよね。「隠そうとした事柄」がバレても(今回で言えば「低評価」ということ)、しょせん、その部分だけの毀損に留まるのに……。
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