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» 2012年07月03日 19時30分 UPDATE

2012年の残業時間は過去最高――最も多い職種は? (1/2)

2012年の平均残業時間は月28.6時間で、調査を開始した2007年以降で最も多いことが、DODAの調査で分かった。残業時間が増えている背景には、どういったことがあるのだろうか。

[Business Media 誠]

 「昨日も残業、今日も残業、そして明日も残業だろうなあ」と嘆いているビジネスパーソンも少なくないだろう。終電に乗っても満員であることが多いが、世間の人はどのくらい残業しているのだろうか。

 25〜34歳のビジネスパーソンに聞いたところ、2012年の平均残業時間は月28.6時間で、調査を開始した2007年以降で最も多いことが、DODAの調査で分かった。「この背景には、景気や需要が回復しはじめた一方、リーマンショックでリストラの実施や採用活動を手控えていた企業で人手不足が発生し、既存社員の残業が増えていることが考えられる」(DODA)

 2007年〜2012年の残業時間推移を見ると、2009年に残業が大きく減少し21.7時間まで落ち込んだ。これは2008年9月のリーマンショックの影響が考えられ、特に20代が大幅に減少。一方、30代の残業は微増した。「リストラや一般社員の残業削減による人手不足のしわ寄せが、30代の中間管理職層に向いていると推察される」(DODA)

yd_work1.jpg 平均残業時間の推移(2007年〜2012年、出典:DODA)

残業時間が最も多い職種

 職種別でみて、残業時間が最も多いのは「映像クリエイター」の67.0時間。次いで「プロパティマネジメント」(62.5時間)、「セールスエンジニア」(57.6時間)が続いた。残業時間が多い上位10職種を見ると、クリエイティブ系(映像クリエイター、ゲームクリエイター)、建築・不動産系(プロパティマネジメント、建築/不動産営業)、金融系(ファンドマネジャー/アナリスト、投資銀行業務)の職種が多い。

 一方、最も残業時間が少ない職種は「薬剤師」の13.0時間。次いで「一般事務/営業事務」(13.4時間)、「貿易・通関業務」(14.2時間)が続いた。残業時間が少ない上位10職種を見ると、医療・医薬系(薬剤師、臨床開発/モニター、介護福祉関連)と、事務系(一般事務/営業事務、翻訳/通訳、秘書/受付)が多い。

yd_work2.jpg 職種別の残業時間(クリックしてすべてを表示、出典:DODA)
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