新たな段階で仕事をすることが板についてきた、この段階で何とかやっていけそうだという感覚や心情の自覚を指します。
トランジションの出口のサインの例
(1)スターター(Starter)へのトランジション
(2)プレイヤー(Player)へのトランジション
(3)メインプレイヤー(Main Player)へのトランジション
(4)リーディングプレイヤー(Leading Player)へのトランジション
核心となる意識や行動のうちいくつかが身についてくると、何かのきっかけで、新たな段階で仕事をすることについて、ふと「板についてきた」という感覚を得るときがくるでしょう。うまくやれているという感覚にはまだ程遠いかもしれませんが、「何とかこの段階でやっていけそうだな」という気持ちになるのです。これがトランジションの出口のサインです。
非常に感覚的なものですから、新たな段階で具体的な成果が上がるようになったかと言うと、そこまでは至っていないことが多いです。しかし、本人の気持ちはそれまでと大違いです。試行錯誤の中から一筋の光が見えた、うまくいかないことが続いたが何かコツがつかめてきた……安堵感とともに、新たな段階の仕事が「大変なもの」から「面白いもの」へと変わっていく時期でもあるのです。
出口のサインは、何かのきっかけでふと気づくものです。初めはなかなかうまくいかなかったことも、意識して何度も繰り返し行っているうちに、あるときふと以前よりできるようになっている自分に気づくでしょう。以前と何か違うな、と自分自身で気づくこともあれば、自分が協働している関係者の反応や言動が変わったり、実際にその相手から言われて自分の変化に気づくこともあります。
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