パソコンに向かっての仕事……肩こりや頭痛に悩まされていませんか?仕事力をあげるドラッグストア活用術(1/4 ページ)

» 2012年04月11日 08時00分 公開
[市川純子,Business Media 誠]

仕事力をあげるドラッグストア活用術:

 「頭痛がするなあ。仕事でストレスを感じているから仕方がないか」というビジネスパーソンも多いのでは。また「仕事=ストレスを感じるもの」と決めつけ、心身の不調は当たり前だと思っている人もいるだろう。

 しかし、あきらめてはいけない。オフィスや自宅の近くにある「ドラッグストア」を味方につけるべきだ。病院に行くほどではない不調を乗り切って、“仕事力”をアップしようではないか。


著者プロフィール:

市川純子(いちかわ・じゅんこ)

財団法人日本ヘルスケアニュートリケア研究所代表理事。医療ジャーナリスト。身近な健康課題を患者側からの目線で取材。医療機関・食品・医薬品・サプリメント・化粧品・医療器具・ケアヘア・飲料などのヘルス関連のマーケティングが専門。医師などの専門家と共同実験なども行う。


 B(31歳)さんはシステムエンジニア。「SE」と聞くとなんだかカッコよく聞こえるかもしれないが、実際は大きく違う。クライアント先に納品するプログラムを、来る日も来る日もPC画面に向かって作っている。名前がヒロシなので、会社の先輩から陰で「ヒロシアンドキーボード」というあだ名で呼ばれていた。それを飲み会の席で聞いたBさんは意味が分からなかったが、先輩の機嫌を損ねたくなかったので愛想笑いをして、その場を誤魔化した。

 1週間に2日は会社に泊まっているBさん。自宅はタクシーで4000円という微妙な距離な上、明け方にタクシーで帰っても「一度ベッドで寝たら、目覚ましをかけても起きられないかもしれない」と思うとつい会社に泊まってしまう。最近は、会社の近くにある漫画喫茶にシャワーがあるので、汗臭さが気になるときはそこに行くようにしている。漫画喫茶のシャワーはコインシャワーと違ってお湯が使い放題なのがいい。

 Bさんは彼女いない歴31年。別に女の子が苦手でも嫌いでもなかったが、物心がついたときからずっとゲームが好きで、中学・高校・大学とも部活にも入らずにゲームに没頭した。特に戦闘型のオンラインゲームが好きで、夜中に知らない仲間と力を合わせてフォーメーションを組んで敵を倒すことに夢中になった。両親はいつも部屋にいるBさんを心配して「たまには友達と出かけたりすれば」と言うが、PCの向こうに会ったことはない多くの戦友がいることは理解してもらえないので、ずっと黙っていた。

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